暦の一新と曖昧文化の意味

令和時代のスタートに当たってのコラム、シリーズ③が掲載されていました。

ここまで、この新しい元号を意味深く解析した内容は、どこにも見当たらないんじゃないかと思います。

私も、以前から「ホンモノが分かる国」「ホンモノしか受け入れない国」「ホンモノを見分ける感覚が生まれつき備わってる国」、それが日本だと、庭をみたり、茶道や華道、陶芸や伝統工芸品等、日本の文化芸術に触れるたびに感じていましたが、

それを、ここまで鮮やかに、躊躇なく表現する、しかも、日本人ではない人が。その勇気に、ひとりの日本人として、とても有り難く感じます。

ぜひ、たくさんの人に、これを読んで、勇気をもらって欲しいと思います。

 

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令和という新元号に寄せて シリーズ③

 

 

イチローの引退と、令和のはじまり。

イチローが、3月21日に現役引退会見をしましたね。

遅ればせながら、そのニュースを見て、彼の29年間に渡る現役生活を振り返ってみた時に、

彼こそが、「平成を代表するプロの仕事人」たったのではないか、と感じました。

 

人と比べることなく、自らの道に熱中し、そしてその道を全うする。

日本で実績を積んだのち、アメリカという世界トップに挑戦して、そこでもひたすら自分自身と戦い、自分自身を高めながら、その足跡を残していく。

イチローがプロ野球入りしたのは1991年(平成3年)、そして引退したのは2019年(平成31年)。

まるで、個人主義時代の象徴のように、ひたすら自分自身を高めることに淡々と挑戦し続けた、そのモデルのようなスタイルを貫いた人だったんじゃないかと。

そんな風に感じました。

 

そして、5月から、新元号、令和の時代に入ります。

平成時代のプロの仕事人のモデルがイチローだとすれば、令和時代の、プロの仕事人のモデル、それはどんなスタイルをもつ人なのでしょう?

 

振り返ってみると、WBCで日本が優勝した時のイチローが、私はすごく印象的でした。

「本当は、ずっと、日本の仲間たちとチームプレーがしたかったんだ」

個人主義の本場で、その国の流儀にならい、個人の能力を高め続けることを切磋琢磨し続けた彼から、あの時、そんな叫びを感じた気がします。

 

令和の時代。

平成時代に、世界の流儀に併せて、個人主義を切磋琢磨し続けたイチローそして日本が、次に踏み出す時。

このメッセージからも、「令」に込められた意味とともに、新しい時代のはじまりを感じます。

 

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令和という新元号に寄せて シリーズ②

 

「令和」という新しい時代。

昨日、4/1の11:40頃、新しい元号が発表されました。

リアルタイムでNHKのニュースを見ていましたが、新元号が発表された瞬間、

何か、静かに、でもこみ上げてくる感動がありました。

令和。

一瞬、へいわ?と聞き間違えて、それも感動したけれど、字を確認したときに、「和」が入っていることへのうれしさ。

そして「令」という文字。

その令のもつ意味を、このブログを読んだときに、ああ、そうだ、その意味で今、この元号を日本は選択したんだということを

改めて確認しました。

そして、自分の中にこみあげてきた思いとも、あらためて繋がりました。

日本の意志、ひとりひとりの日本人の中心にある、そのメッセージを、これを読んでいるあなたの中にも必ずあるそのメッセージを、ぜひ、思い出してください。そしてそれが、未来への「幟(のぼり)」となりますように。

 

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「令和」という新元号に寄せて

 

 

全てはひとつに繋がっていることを知っている人の悩みとは?

20年前、「全てはひとつに繋がっているんですよね」といった、いわゆる”oneness(ワンネス)”のことを話す人は

「怪しい」「胡散臭い」等と言われるのが当たり前でした。

時代変わって、昨今は、禅やマインドフルネス、量子力学やスピリチュアルも当たり前、逆に最先端のように扱われるようになり

ワンネスに関しても、かなり多くの人が語るようになってきているんじゃないかと思います。

かういう私も、メーカーに勤めてSE(システムエンジニア)をやっている当時は

「全てがひとつ、なんてこの上なく怪しい!思い込みの世界でしょ?」

と、かなり斜めに見てました。

が、その後、nTech(認識技術)と出会い、非常に論理的かつ客観的事実として、全体像が理解ができた後は、様々な方が、それぞれに言っている「ワンネス」についても、その共通点と違いについて、理解ができるようになりました。

そして、ここ7~8年は、そういったことを話したり感じたり、お仕事にされている方との出会いが多くあり、

なかなか興味深いのですが、ほぼ全員が同じように仰るのが

「自分はいいんですが、これを人に伝えようと思っても、なかなか伝わらないんです」

「教えても、自分と同じようにはすることができなくて、次が育たないんです」

という悩みでした。

そんな中でも、なんとか、それぞれのやり方で、頑張ってらっしゃる方が殆どですが、結果的には、

「これは、分かる人にしか分からない、だから、分かる人たちだけで先に進むしかない」

という結論に落ち着いてしまう。

 

全ては一つとわかっても、それを人と共有できない。

知らなかったときよりも、実は、もっと孤独になりました、そんな声も聞きました。

 

では、どうしたらよいのでしょう??

そのヒントになる記事を紹介します!

 

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【全てはひとつに繋がっている事を伝えるためには?】

http://magazine.noh-jesu.com/archives/7068

 

自由になるために必要なたった一つのこと。

自由になること、が幼少のころからのテーマだった私。

少しずつ成長して、親の縛りからも徐々に自由になり、経済的にも独立して自立の目途がたち、身体が自由になったその先にあった不自由。

その、自由への最後の砦は、「自分自身からは結局、自由になれないじゃん!」という点でした。

生きている限り、「自分」は最後までついて回ります。

この不自由な自分と、長い人生、いったいどう付き合っていけばよいのやら・・・( 一一)

これは、かなり切実な人生のテーマでした。

 

考え方を変化させるハウツーは、今ではたくさんあります。

感情を癒すハウツーも、今ではいろんなものがあります。

でも、根本的なところ、つまり、「自分自身から、完全に自由になる」ことができるよ!とはっきり言い切っているところは、わたしが知る限り、なかなかないんじゃないかと思います。

 

自由になるには、「そのもの」から外に出ないことには、自由になれません。

例えば、自分がコップだとして、コップから自由になりたい!とおもったら、

コップのままでいたら、コップから「自由になった」とはいえません。

コップの外に出て、外からコップが見れたときに初めて、「コップから自由になった!」と言えるのではないでしょうか。

 

私は、コップ(自分自身)の外に出たとき、

初めて、無意識にあった、深いあきらめから解放されて、

あ、実は、自分が望んだ通りの未来を必ず創ることができるんだ!としみじみ感じて嬉しくなり、初めて絵空事ではない、空想妄想レベルではない、実現するかしないか分からない夢ではない、リアリティをもった「本当の夢」というものが描けることを実感しました。

さらに、人間一人がどのくらいすごい存在で、日本がどのくらい使命を持っているのか、そして、今目の前で出会っている一人との出会いが、どのくらい奇跡的な出会いなのか、ということを

無理やり思い込むのではなく、自然に、感じることができるようになりました。

 


 

コップの外、のイメージが持てるからこそ、コップの外に出ることができて、コップを望む場所に移動(変化)させることができます。

コップ(自分と、自分の宇宙(自分が認識している概念の全体))から外にでて、さらにコップがどのように生成されるかがイメージできるようになる技術、

そんな技術に興味のある方は、ぜひ、こちらをご覧ください。

 

 

 

 

本当の「クールジャパン」とは?

統計不正問題がニュースをにぎわしている昨今。

アベノミクスの成果を「盛る」ためのものではないか?という野党からの追求ですが、

アベノミクスの柱として掲げられていたものとして、「クールジャパン」構想というものがありましたよね?

その後どうなったの?と思っていたのですが、

昨年7月には、こんな記事が・・・

迷走「クールジャパン」 相次ぐプロジェクト失敗でムダ金に

 

クールジャパンとは、ひとことでいえば「かっこいい日本」。

記事を読むと、その戦略は、アニメや食、といったどちらかといえば表面的なもので、日本をPRすることにとどまっていたように感じます。

 

本当のクールジャパンはなんだろう?

日本が世界に輸出するべき、ホントウノ価値とは??

 

と改めて思ったときに、やはり、

 

「おもてなし」

 

という言葉が浮かびました。

滝川クリステルさんが、東京オリンピック招致のプレゼンテーションで表現した日本の心を表すコトバですね。

 

今回のクールジャパンの失敗は、

本当の日本の良さを、もっとダイレクトに打ち出してほしい、といった

中途半端で表面的な部分だけではなくて、その奥にある本物の良さや

本質的な美しさとつながるセンスの発信を、実は世界が待っていて、

それを日本の基幹産業としていってほしい。

それが本当のクールジャパンだよね。

そんな世界からのメッセージじゃないか、と感じました。

 

 

ところで、

本当の日本の良さを、この人以上にシンプルに、かつ心に響く表現で語れる人に(それは、外国人も日本人も全部含めて)、私はいまだに出会ったことがありません。

 

 

ぜひ一度、Nohさんから直接、「おもてなし」に込められた意味とイメージを聞いてみて下さい。

目からウロコです(笑)

 

 

2月11日は何の日??

今日、2/11は祝日「建国記念日」です。

ただ、ん?ところで一体、建国記念日って、何の日だったっけ??

とふと思ったので調べてみました。

するとなんと!

初代といわれる神武天皇が、即位した日だったようです!!

旧暦の1月1日。(即位したのは、紀元前660年)

知らなかった・・・汗

みなさんはご存知でしたか??

 

自分の国の建国について、全く教えられることのない国は、どうも世界広しと言えど、日本だけだそうです。

↓ ↓ ↓

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190209-00000569-san-cul

 

その理由が、73年前の敗戦にあることは明らかですが、

本来、日本がどんな国で、何を目指し、何に失敗したのか。

全てを理解した土台に立って、世界中の人が望む未来を創るために、

日本の本来の良さを発揮できるようにしていきたい。

そこに貢献したいし、それを仕事にし、

その仕事を広げていきたいと

心から思う、建国記念日の午後です。

 

 

『人に迷惑をかけてはいけない』を疑ってみる。

「人様に迷惑をかけてはいけません」

と大人から教育された記憶はありませんか?

 

私は、モノゴコロ着いた時から、そのように教わってきました。

親からも、先生からも。

 

でも、どうやらこれ、世界的に見るとかなり特別なことだったようです。

 

先日参加したとあるイベントで、講演をされていた女医さんが世界標準を語られていました。

その方は、お子さんがハワイの学校に通っていて、その学校には様々な国籍の子供たち、そして保護者の方が来られるそうです。

そんな時、日本人の親たちの振る舞いは独特だそうです。

それが、

「人に迷惑をかけてはいけません」

と子供を諭すところ。

 

他国の親御さんたちは、

「どんどん前に出なさい」

と子供たちに促すのが当たり前だそうです。

 

当たり前を疑ってみることは、とても大切なことです。

そして、その当たり前、が出来上がった背景をみていくことは、もっと大切です。

「人に迷惑をかけてはいけない」

日本人独特なその発想は、一体どこからくるのでしょうか?

 

気になる方は、ぜひ、こちらを読んでみて下さい。

 

↓ ↓ ↓

 

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科学技術(sTech)が、
電気半導体の開発によって、
PC(パーソナルコンピュータ)時代の
巨大な経済大陸を開拓できた技術であるならば、

認識技術(nTech)は、
電気半導体の先の新素材、
心の半導体の開発によって、
PU(宇宙コンピュータ)時代の
巨大な経済大陸の開拓を可能にする技術です。

■■コラム 人に迷惑をかけてはいけない~子育ての悩み

幼い息子がやんちゃでどうしたらいいのか
悩んでいるというお母さんにお会いしました。

保育園では大声で騒いだり、走り回ったり、
友達を叩いてケガをさせてしまったという
報告の電話を先生から時々もらうそうで、
その度に、自分の子育てに
何か落ち度があるのかもしれないと
思い悩んでしまうそうです。

本やネットで色々と調べたりはするけど
今は情報が多すぎて逆にわからないし、
現実は本に書いてある通りにはなってくれない。

わが子は問題児と思われているのかと
保育園に行くたびに肩身の狭い気持ちがするそうです。

子供に言い聞かせようとしても
母の苦しみなどわかってくれるはずもなく、
どうしたらよいのかわからなくなっているとのことでした。

では、
このような子育てにおける悩みは、
一体どこから生まれるのでしょうか?

多くの日本人は、
人に迷惑をかけてはいけないと
言われながら育つことが多く、
これは日本人共通の特徴とも言えます。

このケースにおけるわが子の振る舞いを
自分のせいだと思ってしまう
お母さんもいるかもしれませんが、
それはお母さんに原因があるのではなく、
実は日本の歴史が大きく関わっています。

「人に迷惑をかけてはいけない」という
イメージが日本人のアイデンティティに
深く刻まれた背景には、
第二次世界大戦での敗戦による影響が大きいです。

日本の都市は空襲で焼かれ、
さらに原爆まで二つ落とされました。

世界史上に類をみない壊滅的な打撃を受け、
国家のアイデンティティや歴史伝統まで、
根こそぎ破壊されるような経験から、

もう二度と熱くなるものか!
迷惑かけちゃいけない!

と無意識深く決断した日本があります。

このような深い涙を持っている国が
日本であり、日本人として、その涙を
今もなお、親から子へ伝え続けているとも言えるのです。

この涙の連鎖をオールゼロ化させるには、
日本全体のアイデンティティに強烈に
染み込んでしまっている深い涙と
それを生み出したさらに奥深くにある
人類共通の涙でもある
「観点の限界」をしっかりと認識する必要があります。

そうすることで、
本来の日本のアイデンティティを認識でき、
涙の連鎖ではなく、尊厳関係で育んでいく、
新しい子育ての道を創ることが可能になります。

本日も読んでくださり
ありがとうございました。

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猪目(いのめ)、という模様について。

とある温泉旅館で、そらまめのような形をした、不思議な模様をみつけました。

仲居さんにきいてみたところ、「詳しい人に聴いてみますね!」と調べて下さいました。

しばらくして、戻ってきた仲居さん、

「これは、猪目(いのめ)という模様です」

と教えて下さいました。

 

いのししの目、を表した模様だそうです。

日本建築によく使われるそうで、魔よけの意味もあり、千里眼、という意味で、その旅館では、お客様のことをよく見て、そしてお見送りしたあとも無事を祈る、といった意味合いで使っている、とのこと。

さすが日本建築。

ちゃんと模様ひとつにも意味があって、そして、そこには、その温泉旅館を経営する人の思いもこめられていました。

たしかに、なんども訪れている温泉旅館ですが、おもてなしの心が、いつもさりげなく、温かく、嫌みがなくて、

いろいろなところに、とても細かい心遣いが感じられて

「また来たい」

とついつい思ってしまう、そんな空間。

その理由が分かった気がしました。

 

ネットで調べてみると、神社にもよく使われる、ハートの模様も「猪目」だそうです。

魔除けや火除けの意味があるとのこと。

いのししは陰陽五行の五行でいうと「水」に当たるらしく、そこから「火除け」の意味が来ているそう。

詳しい内容は↓もご覧ください。

神社にあるハート型の模様とは?意味や由来について徹底解説します!

 

建物の模様ひとつに込められた思いとの出会い。

そんな出会いひとつに、魂が振動する感覚。

侘び寂びに通じる、日本の心でもあると感じます。

そんな日常での発見を、これからも大切に。

日本らしさ、日本の価値を、探して発信して共有していきたいと思う、今日この頃です。

 

『森の思想が人類を救う』という本に出逢えたこと。

梅原猛さんが亡くなったというニュースをみました。

とても有名な哲学者、ということと、そしてこの本以外、私は彼のことはあまり知りません。

教職についていた両親から、何度か名前は聞いたことがありました。

そして、20代最後のころ、たしか庭のことを学んでいるときに出会ったのが、彼の書いたこの本でした。

 

『森の思想が人類を救う』(小学館ライブラリー)

 

あ、ほんとうは、そういうことだったんだ。

私たちは、そういう存在だったんだ。

それまで生きてきた中で、誰も教えてくれなかった日本という国や日本人のアイデンティティーについて、大きな発見と感動をくれたのが、その本でした。

 

その時から、私にとって、決して手放さない、もっとも大切な本の中の一冊、として位置づけられてはいましたが、

改めてちゃんと時間をとって読み返したことはありませんでした。

今、ぱらぱらとめくってみたときに、この本が、私にとって、アイデンティティのとても大きなターニングポイントになっていたということを感じざるをえません。

それだけ、深く、大きな視点で、日本人の精神性のルーツ、そして人間の精神性のルーツな様なものが表現されています。

その後の数十年の人生で、改めて気付き、発見してきたことが、この本の中に詰まっていました。

そんな一冊の本との出会い。

この本との出会いがなければ、あるいは、その数年後の『0=∞=1』との劇的な出会いもなかったかもしれません。

 

人生は、奇跡の連続。

 

この本を書いてくださった梅原猛さんに感謝を込めて、そして、ご冥福を祈りたいと思います。