猫は3年の恩を3日で〇〇〇。猫から学ぶこれからの生き方とは?


我が家には猫が1匹、同居しています。2012年からなので、もう11年目になります。

猫と暮らすのは初めてでしたが、飼い始めてからとても多くのことを猫から学びました。2023年も年末の今日は、そんなことについて書いてみたいと思います。

2023年も間もなく終わり。年の瀬ですね~♪

私が猫を飼い始めたきっかけ

実家ではずっと犬を飼っていて、もともとは犬派の自覚がありました。

犬は従順、猫は狡猾、そんなイメージもありました。

ペットOKのマンションに引っ越して、いつかは犬か猫を飼いたい!とずっと思っていましたが、夫は猫派(夫の実家では猫を飼っていた)だったので、その影響もあり、散歩の手間も必要ないし、このマンションで飼うとしたら世話が楽な猫かなあと、次第に思うようになった気がします。

その後、福岡に単身赴任した折、猫を飼っている知人のお家に遊びに行った時に、なんと初対面の猫に猫パンチを一発浴びて・・・

どうもそのショックで、猫を飼う決断が生まれた気がします。

出会いって、不思議です。その翌年、単身赴任を終えて自宅に戻ってすぐに、インターネットの「里親募集」のサイトでみつけた猫が、今、飼っている猫です。

最初の出会いと、大きな発見

初対面の第一印象は、「え?ネットの写真より、デカい・・・(汗)」でした。

子猫かと思っていたのに、こんなに大きい??そして大きくなってるから、あまりかわいくない( ;∀;)。 さらに、人見知りでカーテンの陰から全然でてこない・・・。

戸惑う私に、この子を埼玉から横須賀までわざわざ連れてきてくれた保護猫活動をされてる年配の女性は、「大丈夫大丈夫!ごはんあげてたら絶対なつくから!かわいくなるから!」と繰り返すばかり・・・

その日、仕事から帰ってきた夫は、夜遅くに飲んで帰った勢いのまま、押し入れに隠れた猫を無理に捕まえようとして抵抗に会っていました。多分、猫にとっては相当怖かったんじゃないかと思います(その後、夫は自分に慣れてくれるまで、とにかく尽くし続けてようやく5年かそれ以上かけて信頼を回復しました。今では、日々の毛づくろい、なでなで担当は夫です)。

そんなスタートでしたが、保護猫活動をされてる方のいう通り、ご飯を日々あげて、穏やかな安心の心でずっと接していたら、1週間ほどで私への警戒心はほどけて、カーテンの陰から出てきて、なでなでさせてくれるようになりました。

そうなると、もう、どんどん可愛く思えてくる。

猫を飼う前は、「飼い始めたら、自由な時間が奪われたり、旅行に行けなくなったり、余計な出費が増えたり、大変なんじゃないか・・・」等々、色々なリスクを考えましたが、

不思議なもので、いざ、飼い始めてしまうと、そんなことは全く気にならなくなり、逆に猫が家の中にいることが幸せで、気づけば、猫のためにいろいろな都合を調整するのが当たり前になっていました。

制限は、新しい扉を開く。

猫を飼うことを通して、それに気づきました。決断して始めてしまえば、それが一見、厄介なことが増えるように感じても、逆にまったく未知の幸せや、喜びを貰たしてくれることもある、そんな大きな発見がありました。

short coated gray cat
Photo by Krysten Merriman on Pexels.com

脳は「過去とつなげてとる」から、ついリスクを考えちゃうけど、実は予想とは全く違う発見や、嬉しいこと楽しいことがたくさん起こるんだね!

こんな生き方あり??

猫を飼うことを通して、私が実感した最大の学びは、

「100%自分の欲求に従って生きているだけだとしても、その存在はとても愛される」

ということ。そしてそのことが、心の底から腑に落ちたことでした。

それまでの私は、「相手の期待に沿う」もしくは「相手を思いやる」ことは、人が生きる上で当たり前だと思っていました。倫理道徳の世界でも、親からも、社会人としても、そう教えられて生きてきました。

さらに、nTechを学んでからは、自分の生い立ちにより、親の期待に沿うことが生きるすべだと思い込んで、そのようなアルゴリズムが自分の中にセッティングされていたことも客観的に理解できたので、そこ(相手中心で生きる生き方)に固定されない生き方も選択できるようになっていました。

が、「100%自分の欲求に従って生きているけれど、めっちゃ愛されている」人には、出会ったことがなく、無意識では、そういう人を見かけるたびに、「わがままだなあ」とイライラしていた気がします。

でも、目の前に、そんな存在が現れてしまいました。それが、我が家の猫です。

猫は、本当に、自分の欲求のみに従って、それを自分のペースで、自分のタイミングで示してきます。(ごはんほしい、トイレ掃除して、撫でて、のだいたい3種類)

猫にとって、相手の状況はお構いなし。欲求が叶えられる、最短ルートを選びます。

例えば、自分がご飯が欲しい時に、飼い主がテレビに夢中になっていれば、猫はテレビの前のちょうどリモコンが効かなくなる位置(リモコンの赤外線センサーを遮る位置)に座ります。そして、人間が動かないとならなくなるようにするのです(賢すぎ(笑))。そして、ご飯をもらう、という欲求を叶えます。

同じような理由で、人間がPC作業中に、PCのキーボードの上に座ることもあります。彼らは、自身の欲求を叶えるために、どう行動すればいいのかが、ちゃんとわかっているのです。

猫の宇宙では、猫自身がまさに王様であり、人間たちは、王様の要求にこたえるしもべ、といった関係性です。これは猫を飼っている方には共感していただけると思います。

ただ、このしもべ関係、飼い主にとって全く嫌ではないのです。次第に、「愛されるよりも、愛することの方が何倍も幸せ」という、幸せの法則に、飼い主自身が気づくようになって行きます。

この、潔くて気持ちの良いくらいの「100%自分の欲求にそってのみ生きる」生き方が、実際に相手に嫌われることなく、逆に相手に喜ばれ愛されてしまう状態で成立するということが、私にとって、ものすごく衝撃的な事件でした。そこから、私自身、自分軸で生きる生き方に、一ミリも抵抗がなくなりました。

close up photography of sleeping tabby cat
Photo by Ihsan Adityawarman on Pexels.com

でも、考えてみれば、他人軸で生きていたとしても、「相手のために」と思ってやっていることが、実は無意識では「そうしていれば自分が安全だから。嫌われずに済むから。」等、結局は自分のためにやっている場合もあります。

ですから、やはり、他人軸であっても、自分軸であっても、それをする自分自身をどう規定しているか、そして相手をどう規定しているか、はとても重要なポイントになってきます。

猫を飼う人と犬を飼う人の違いとは?

そして、猫を飼う人と、犬を飼う人には、ある傾向があると私は感じています。

これは、私と真逆のキャラの友人との対比で気づいたことでもありますが、書いてみたいと思います。

その友人は、犬を飼っています。

私が、八方美人で人当たりよく、相手に合わせるて波風立てず、できるだけ人に嫌われないようにするタイプだとすると、

友人はその逆で、白黒はっきりものを言い、好きなものは好き、嫌いなものは嫌いと、どんな人であってもぶっちゃけでストレートに自己主張するタイプです。

その友人は、犬派で、犬が無償の愛を自分に注いでくれる姿に、感動するといいます。

私は、猫派で、猫が常に100%自分の欲求のみに従いシンプルに生きる姿に感動します。

お互い、「自分に無いものを求める、憧れを抱くんだねえ」ということで落ち着いていますが、ほんとうにそうだと思います。

もちろん、すべての人が、これに当てはまるわけではないと思いますが、なぜ自分が犬が好きなのか、猫が好きなのか、ふと考えてみるきかっけになればうれしいです。

cat and dog together
Photo by Helena Jankovičová Kováčová on Pexels.com

自分の選択は、実は「自分の無意識の現れ」と思って観察してみると面白いね♪

猫ブームからみる、これからの日本人の生き方とは?

以前は、日本では犬が好きな人が多かった気がしますが、最近はどうも猫がブームのようです。

私も、今はどちらかと言うと猫派ですが、犬も好きです。ゴールデンレトリバーなどみると、「こういう犬が、ずっと隣にいてくれたら・・・」と思います。

が、やはり巷での主流は猫。人気のある動画も猫が多いですよね。

その理由について、今の時代は「猫的な生き方に憧れている日本人が多いから」ではないかと、私は感じています。

猫的な生き方とは、「自分の欲求に100%従って生きる」生き方です。これは、逆に、大多数の人が「自分の欲求に従って生きることができていない」つまり、かなり生きづらさを感じている、ということでもあると思います。

高度経済成長期のような、日本がいけいけどんどんな時代は、猪突猛進、とにかく日本全体が前進・邁進していたので、それを応援して励ましてくれる存在、つまり犬のような寄り添って無償の愛をくれる存在を無意識で求めるのだと思います。

今は、好きなことを言えば、ハラスメントだと言われたり、炎上したり、人の目を常に気にして、何かにつけて忖度して生きることがスタンダードになっています。ですから、どこまでも自分中心な生き方をしている猫を、無意識が求めているのではないでしょうか。

ストレスをためながら、相手に合わせて、言いたいこともなかなか言えずにがまんして生きる人があふれる日本。猫派の増大が、それを象徴しているのだとしたら、そのストレス状態をひっくり返す道はあるのでしょうか?

私は、それが、「ベストビーイング」の生き方に移行することで実現できると思っています。

猫派でも、犬派でもなく

猫派でも、犬派でもある

どちらも包み込んで超えていく、第三の道、それが、ウェルビーイングを超えるベストビーイングの生き方です。

【人生が変わる本】なんとなく生きてちゃダメだった…!AI時代の絶対基準でウェルビーイングはこう変わる!

そんな生き方を、ひとりでも多くの人と共有して実際に実践したいと思います。

猫も犬も、両方飼いたい!(ただし財力が課題(笑))な空豆でした。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

どうぞ、よいお年をお迎えください。

来年が皆様にとって素晴らしい一年になりますように。

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