最優先すべきは問題を〇〇すること。【アインシュタインの55分】からの考察

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12月に入り、気温も下がってようやく冬らしくなってきましたね。今年はイルミネーションもコロナパンデミック以前に戻った感もあり、年末らしさが久しぶりに戻ってきた気がします。

そんな今日は、問題を解決するために、最優先すべきこととは何なのか?について書いてみたいと思います。

問題をあげたらきりがない今の時代

私たちが生きるこの時代は、普通に暮らしているだけでも、多様な問題が、しかも複雑化して日々押し寄せて来ている感があります。

いろんな問題を考えているときりがないし、ぶっちゃけ難しいことは、もう考えたくな~い!

身近なことや世界のこと、ニュースを見ながら私も日々、以下のようなことを感じています。

・最近、家族間の殺人事件が増えている。
・ChatGPTが出てきたことで、AIに対する危機感がメディアを中心に顕著に叫ばれるようになっている
・大きな戦争が2つも起こっている(ロシア・ウクライナ、パレスチナ・イスラエル)し、各地で他のきな臭い動きも活発になっている
・世界のパワーバランスが明らかに崩れてきている(アメリカの統制力が弱まり、中国が台頭)
・地球温暖化を通り越して「地球沸騰化」と言われるようになってしまい、いったいこの地球環境はこの先どうなってしまうのか?
・コロナ以降、人と人のつながりが圧倒的に希薄になった
・オンライン化の波が急激で油断するとすぐIT難民になり取り残されそう
・コンプライアンス違反や炎上に敏感になって、以前より周りの目を気にするようなことが増えているし、自由にのびのびモノが言えなくなっている
等々。

ここに挙げたのはほんの一部ですが、私と同じように感じているる方も、結構大勢いるのではないでしょうか。こうして問題を列挙してみて感じるのは、

「これって、いったいどこからどうやって解決すればいいんだろう??」

ということです。

まずどこから手をつけるべき?

かつて、天才物理学者アインシュタインが語ったとされる言葉に、以下のようなものがあります。

私に世界を救うための時間が1時間だけ与えられたとしたら、最初の55分を何が問題かを発見するために費やし、残りの5分でその問題を解決するだろう。

アインシュタインは、世界を救うために残された時間のほとんどを、問題の解決ではなく、問題の発見に費やすといっています。これは、何が問題かを発見することが、実はもっとも難しいことであり、逆に言えば、何が問題かを発見することができれば解決はたやすい、ということでもあります。つまり、問題の発見こそがもっとも重要、ということです。

とかく「この問題は、一刻も早く解決しないと!」と、つい焦ってしまいがちです。ですが、問題の根本を発見し、その問題を取り除かない限り、一見、表面上の問題は解決したように見えても、また別の問題が生じたり、根っこが残った雑草のように草むしりをしてもしても再び問題という雑草が生えてきたりと、結果的に解決する行為は徒労に終わってしまいます。

とにかく、優先すべきことは「問題の発見」、これは非常に大切なことですね。

そっか~。
問題の解決よりも、まず、問題の発見の方が大切なんだ!

全体像が分からないと問題の発見も不可能

では、問題の発見に成功するためには、どうしたらよいのでしょうか。

一番大切なことは「何が一番根底にある問題なのか?」それを突き止めることですよね。それには、自らの思惟(考えること)がとても重要です。

私たち人間は、これまでどのように、何を追求してきたのか?

そして、ここから、どこに向かって、どのように生きていこうとしているのか?

人間とはどんな存在なのか?先人たちは何をどこまで解明しているのか?あらゆる学問は何を追求してきたのか?人間の限界とは何なのか?・・・

このような根本的な問いは、「そんなこと考えても仕方がない」と多くの人がいとも簡単に横に置いてしまう類のもので、現実世界を忙しく生きるためには不要な考えのように感じるかもしれません。

ですが、私たちひとりひとりに深く、深く関わる、とても大切なことです。

なぜなら、これらのことが何一つ分からずに生きることは、人間に生まれたにも関わらず、人間のことが何一つわからず、人間として生きようとすることに他ならないからです。

ここで参考にしていただきたいのは、次に紹介する1本の動画です。

12分間で、問題の本質を整理

この動画では、本当の問題が何なのか、発見できるようになるために知るべき内容が、11のステップで語られています。

この12分間の中に、実は、これまでの人類500万年の歴史をすべてギュッと圧縮したような内容が詰め込まれています。

初めて見る方は、その内容の濃度の濃さに「おえっ!」と吐きそうになる(笑)、もしくは「さっぱり分からない」と投げ出したくなるかもしれません。

でも、安心してください。何度か聞いているうちに、なんとなくわかってきて、そのうち「そういうことか!」と合点がいく時がきっと来るはずです。

逆に、初めて聞いて「なるほど!」と納得できた方、感動された方は、これまで様々なことを幅広く、そして鋭く深く追及し続け、ずっと根本問題を探されてきた方だとお察しします。

前置きが長くなりましたが、ぜひ、この12分間の動画を、楽しみにご覧ください。

ノ ジェス / 令和哲学チャンネル

まとめ

今までも、「究極の答え」に到達した先人たちは確かにいたと思います。

ですが、答えよりも先に、何が問題だったのか、その根本問題を特定できた人がいなかったからこそ、解決に向かう方向性が人によってバラバラで集約されず、その結果、現代は様々な問題・課題に溢れている、と言えます。

この動画では、問題の原因は「人間が、これまで使い続けてきた〇〇にあった」(〇〇はぜひ動画の中身を見てみて下さい!)と特定しています。

解決策ではなくて、問題の特定とそこに対する合意。それによってのみ、人と人は団結することができます。本当の問題は何だったのか、ぜひ多くの方と共有・共感しながら一緒に解決していけたら嬉しいです。

問題を特定できるからこそ、みんなで一緒に解決に向けて進めるんだね!


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