心理的安全性とは?組織における必要性と実現方法

こんにちは。空豆です。今日は、心理的安全性について、その一般的な知識と実現方法について、書いてみたいと思います。

心理的安全性って、そもそもなんだろう?なぜ必要で、どんなメリットがあるんだろう?

心理的安全性とは?

心理的安全性とは、集団内で自分自身であることができ、リスクや不安を感じることなく、考えやアイデアを自由に出し合える状態を言います。心理的安全性がある状態である集団では、メンバーは意見を異にしていても、お互いを尊重し、対話を深めることが可能になります。

なぜ心理的安全性が必要なの?

心理的安全性が必要な理由は、主に以下の通りです。

アイデアや意見の多様性の促進:各メンバーが自由に発言を行うことができることで、様々なアイデアや意見が集まり、クリエイティブな解決策が見つかる確率が高まります。

ミスや失敗を認めることによるそれらの回避:心理的安全性がある環境の場合、失敗やミスについてオープンに議論できるので、その原因を特定することが可能です。また、ミスや失敗から学び、次のプロジェクトで改善策を実践できるようになります。

人材の定着率の向上:心理的安全性がある場合、従業員は職場で居心地が良くなります。感情的なストレスや焦燥感から解放されて、自分自身を素直に表現しやすくなり、より良い働き方ができるようになります。

どのようにすれば実現できる?

心理的安全性を促進するためには、以下のような手法が効果的です。

開かれたコミュニケーションの促進:コミュニケーションにおいて、メンバー同士がオープンに話し合い、互いを尊重することが大切です。また、フィードバックのやり取りも大切です。

多様性を認める:お互いの違いを受け入れて認め合うような状態づくりが大切です。多様性が認められる職場では「こんなことを言って、変な人と思われないだろうか?」といった不安なく、メンバーが思ったことを安心して発言することができます。

1対1や雑談で信頼関係を築く:1対1で面談をする等、周囲の目を気にせず、安心して本音を話せるような機会をつくることも大切です。また、日ごろから、雑談も交えて会話すること等を通して、「本音で話せる」信頼関係をつくることが重要になります。

まとめ

心理的安全性を提供することは、社員の生産性を向上させ、自由な意見交換やアイデア発想を促すことにつながります。また、ストレスや不安を回避し、職場の魅力度を高めることができます。従業員が活き活きと働けるような、心理的安全性のある職場環境を作ることが、企業や団体に必要な事項であり、その取り組みがビジネスにダイレクトに関連してくると言われています。

ですが、実際はなかなかそのような職場環境をつくることが難しいと感じている管理職の方・リーダーポジションの方は多いのではないでしょうか?

職場環境に変化をつくるためには、日常にはない「体験」と「理解」が必要です。

心理的安全性のある職場にするための、体験」と「理解」ってなあに?

「体験」とは、普段仕事をしている中ではなかなか得られない、お互いの別の面が垣間見れるような、「ああ、この人は実はこんな人だったんだ」と思えるような体験です。「怖い人かと思っていたけれど実はこんなに優しい面があったんだ」「実は、こんなに深く物事を見ていたんだ」と感じることもあるでしょう。つまり、お互いのことを、短時間で、より深く理解できるような体験のことです。

これまでは、そのような体験は、定時間外の飲み会の席で行われてきたかもしれません。ですが、コロナ禍以降、そのような場はほとんどなくなり、更に若者たちの多くは飲み会に付き合うこともかなり億劫に感じるケースが多いようです。

そして、「理解」とは、人間に共通する仕組み・人間の現在地についての正しい理解です。誰もが無意識に働いているその人固有の判断基準(アルゴリズム)に沿って、言葉・行動・表情を発信していることを正しく理解すれば、相手と自分の違いは当然であることが理解できます。そうなることで、相手を責めることも、自分を責めることもなく、お互いを理解し合う道だけがあることがすんなり納得できるでしょう。

空豆では、nTech(認識技術)を土台にした各種ワークショップや講座を通して、段階的かつ効果的な、「体験」と「理解」を通した心理的安全性ある職場環境づくりのお手伝いをさせて頂きます。講座の内容や効果などに関して、ご興味ある方はぜひ問い合わせフォームよりご連絡ください。

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