いのり

オルガンの音楽がついた絵本を紹介します。

いまここにすべてがある。

すでにすべては、完全であり足りている。

聖書のような、讃美歌のような、

コロナ禍、今の時代の人間活動のすべてをストップしなさいというような

ウィルスを使った地球からのメッセージともリンクする気がしました。


ストップしたら、何を次、スタートさせたらよいのか。


脳から心へ。

今までを、とにかく脳を中心に突き進む男性性文明というならば、

今からは、心。今までのすべてを受け入れ、溶かして自然も科学も人間も誰も取り残さずに再創造する真の女性性の文明に。

人間は、今まで、本当の女性性は一度もつかっていない。

だからこそ、そこに希望が見いだせます。

絵本「いのり」(絵・詩 まつむらまさこ/作曲・オルガン 平澤真希)こどものせかい至光社



作曲と、オルガンを弾いているのは、中学・高校で同学年だった、平澤真希さん。

ヨーロッパで活躍の後、今、日本で作曲や、ネイチャーピアノ、という、自然の中で音を奏でる演奏会もしています。

自然や全てからメッセージを受け取ってピアノを道具に音を奏でる、とても、心に響いてくる音楽です。

真希さんの活動はコチラから。

絵本と音楽のコラボレーション、素敵ですね。

瞬間、という言葉の美しさ

瞬間:瞬きする間

日常で何気なくやっている瞬き。

瞬きする間のことを瞬間と言うのですね。

ほんの短い時間を表す言葉。

日本語とは面白いものです。

そのあっという間の時間にも、「間」という言葉が入っています。

あっという間にも「間」という言葉が入っていますね。

この「間(ま)」

令和哲学を理解するために、とても重要な概念ですが、一瞬の時間を表す言葉にも、この間の概念が入っていることに、日本人独特の、本質と繋がる繊細な感覚を感じました。

この一瞬にも、間があって、それが、

本質と現実を繋いでいます。

すべての美しさを凝縮したようなことば。瞬間。

今日も、読んで頂いてありがとうございました。

トップアスリートでさえ心を統制できないのはなぜ?

people standing on blue and green tennis court

先日、大阪なおみ選手が、全仏オープンを棄権しました。

記者会見を拒否し、その理由として、うつを告白し、大会を棄権することに。

大坂なおみなぜ棄権?会見ボイコット発言の英語原文と反応まとめ

このニュースを聞いて感じたことは、

心身を鍛錬し続けてきたトップアスリートでさえ、コートの外ではうつに悩まされる、つまり、感情を統制することがどれだけ難しいのか、ということです。

試合でピンチのときにも気持ちをコントロールして、自分自身の能力を最大限に発揮できるように普段からトレーニングしない限り、世界のトップになるということは難しいでしょう。

そんな鍛錬を、日々、人生のほとんどの時間をかけてトレーニングしている大阪なおみ選手のようなトップアスリートでさえ、感情をコントロールできない、不安にさいなまれる場面がある。

なぜ、感情をコントロールすることは、こんなに難しいのでしょうか?



以前、大活躍していたお笑い芸人の方が、急に心身の不調を理由に長期休養をしたことがありました。

そして最近では、若いころと変わらずに活躍し続けてきた女優さん、深田恭子さんも、適応障害ということで、休養されるというニュースが流れました。

このことは、一見、とても強いメンタルをもっていそうに見えるトップアスリートや、長期に渡って活躍し続けているタレントの方も、

何かの条件が変われば、感情の統制が難しくなってしまう、という具体例だと言えます。

nTechでは、人間は、幼少期に経験したショックな場面によってつくられたエンジンによって、無意識でアクセルやブレーキを踏んでしまう、そのような仕組みがあると言っています。

それが、感情と、とても密接に関係しています。

幼いころに一度できてしまったエンジンから自由になれず、感情に振り回されてしまう。それを、人生で何度も繰り返してしまうのです。

人間の仕組みが分かり、その外に出て、自分が無意識にどんなエンジンをもって生きているのか全体像が見えた時、初めて、感情のコントロールができるポジションに立つことが出来ます。


それには、まずは、今まで、一体何が問題だったのか?を知ることから。

自分のせいでも、相手のせいでもなく、実は人間だったら誰もが共通して抱えていた問題、その根本的な問題一点を知ることです。

そして、その問題を知らずに生き続けることが、もしくは知ったとしてもその問題を正しく認識できずに生き続けることが、今の、そして未来の人間にとってどれだけ絶望的なのかを「正しくイメージできること」がとても重要です。


今日も読んで頂いて、ありがとうございました。



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そもそも、悩みとは、どこから生まれるのか?

今日は、悩みがうまれる原因について、書いてみたいと思います。

このブログでも、30代や40代の女性の悩みをご紹介してきましたが、私たちの頭の中には日々、いろいろな悩みが生れたり、消えたりします。

ひとつの悩みが解決したと思ったら、しばらくすると、また別の悩みが生れたり、

別の悩みと思っていたら、あれ?なんだか以前と同じことで悩んでる?私?

と気が付いたり。

人生は、そんな風に、次から次へと悩みが襲ってくる、そんなもんでしょ。

とあきらめの境地になったり。

私も、以前は、そんな「悩み」に明け暮れる日々を過ごしていました。



では、そもそも、この「終わりなく悩みが生まれる原因」とはなんでしょう?

悩み、というものは、シンプルに考えれば

【理想と現実のギャップ】

と言えます。

「こんなはずじゃない!」

と思うのも、「理想の状態」のイメージがあればこそ。

もしも、今が最高!といつも思っていれば「こんなはずじゃない」という言葉自体、うまれてきませんよね?

となりの芝生は青い。という言葉にもあるように、理想はそっち(隣の芝生)だ、ここにはない、と思ってしまう。

ここまで読んでみて、どうでしょうか。

そうかそうか。「となりの芝生は青い。」ついうっかり思っちゃったな。自分の芝生、自分の足元の幸せを、ちゃんと認識しよう!そんな風に思った方もいますよね。

でも、そう頭では分かっていても、なかなかやっぱり、自分の足元を幸せと、100%思えないのが私達人間です。

今ここ、今おかれている状況そのものを、丸ごと全肯定できたら、それはそれはいつも満たされている状態になれるし、スッキリしそう。でも、そんな方法、一体あるんだろうか?

そう思われる方がほとんどじゃないかと思います。


では、どうしたらよいのでしょうか?

この現実は相対世界。かならず「2つ」があります。

例えば、理想と現実。これも相対する2つ。

つまり、理想と現実のはざまをさまようよう、つまり理想と現実を行ったり来たりするように、そもそもできているのが、相対世界。

つまり、相対するものを一つにできない限り、この行ったり来たりは終わりません。

そのためには、まず、この相対世界が生まれる前、もともと「2」でなく「1」だった、その出発にもどることです。

出発に戻るための一番大切な第一歩。それは、今まで人間が当たり前に使ってきた「脳」、実は、この脳機能に、そもそも限界があったことを知ること。

悩みの根本原因を発見できることが、悩みをオールクリアするスタートになります。



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将来を考えた時、管理職か専門職、どちらを選べばよいのでしょうか?

30代の会社員の女性から、こんな相談を受けました。

「管理職か専門職か、どちらに進むか考えておくように」と、先日上司に言われました。これからの、結婚や、子育てのことを考えた時、どちらを選んでおくのがよいのでしょうか?

一般的に女性は男性よりも、結婚や、出産による仕事への影響が大きいと考えられます。統計を見れば、日本は、家事や育児を女性が負担する割合がまだまだ多いのが現状です。少しずつ「イクメン」とよばれるパパは増えているとはいえ、まだまだ、家事も育児も「女性の仕事」となってくる場面は多いでしょう。

そんな中、今後のご自身のキャリアを考えた時、管理職か専門職か、どちらを選ぶかは、悩みますよね。収入面や能力面ではどうなのか?どちらの方がより多く仕事に、そしてキャリアアップに時間を取られるのか?そしてどちらの方がやりがいがあるのか等々。考えたらきりがありません。

できれば、家庭と仕事もバランスよく、そして、子育てもしっかりやりながら仕事面のスキルアップも両立して、必要とされ評価されながら、長く、生き生きと働きたい。収入は、すごく多くはなくても、もちろんもらえればもらえるほど嬉しい。そして、どんなに環境や状況が変わっても、やりがいをもって、安定して働き続けられること。それができたら最高ですよね。

それには、管理職か専門職か。




世の中には、様々な相談機関があります。最近は、キャリアカウンセラーという資格をもった方もいますので、そのような方のいる相談窓口を活用するのも一段階、よいかもしれません。

他にも、様々な適性診断もありますので、自分の得意分野を知って、選択するのもありかとは思います。


でも、本当にその選択が正しいのか、そこには、どうしても不安が付きまといますよね。

なぜなら、先のことは誰にも分からないから。一瞬でいろいろな状況が変わってしまう、ということもどうしても起こり得ます。

例えば、今のような新型コロナウィルスによるパンデミックは、2年前には誰も予想していませんでした。未来、何が起こるか分からない中で、何かを選択するのは、やはり不安が残ると思います。

では、どうすればよいのでしょうか?



実は、大切なのは、「管理職か専門職、どちらを選ぶか?」ということではないのです。


どちらを選ぶか、それより大事なのこと。それは、

「どちらを選んでも大丈夫な自分なっておくこと」


そのくらい、柔軟で、どんな変化が起きても、余裕をもって、そして動じずに対応できる、さらに役割や立場さえも自らクリエイトできる「自分」になっておけば、怖いものはありません。

環境の変化や社会の変化等、条件や状況によって影響を受けてしまう自分だとしたら、それはとても不安定ですよね。

管理職であっても、専門職であっても、ぶれない心と枯れないモチベーションを土台に、日々、何を蓄積したらよいのか、どこに向かって、何をしているのか、それがちゃんと確認できていてれば、何があっても、どんな時も、着実に一歩一歩、進んでいけます。

必要なのは、どんなときもぶれない不動心。そして枯れないモチベーション。

では、そんな不動心やモチベーションを得るにはどうしたらうよいのでしょうか?



そのためには、まず、なぜ今まで、その「不動心・枯れないモチベーション」を持続的に得ることが難しかったのか、その原因を知ることです。

つまり、何が問題だったのか、様々な問題を1点に集約した、【根本問題】と出会うこと。

根本問題との出会いがあれば、解決策とは自然に出会えます。


今日も読んで頂いて、ありがとうございました。


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ITの技術職です。常に最新技術を学ばないと仕事について行けません。

入社9年目の女性SE(システムエンジニア)の方から、こんなご相談をいただきました。

「ITの技術職です。ITの世界は、日々技術が進化していて、常に最新技術を学ばないと仕事について行けません。残業も多く、休日も新技術の勉強に時間が割かれてしまい、このまま仕事漬けの日々で本当によいのか、悩んでしまいます」

ITの世界は、本当に、毎日毎日、新しい技術や、それに伴う単語がどんどん生まれています。

そのスピードたるや、ついていくので精一杯だと思います。


私も、以前はシステムエンジニアとして、メーカーに勤務していました。

当時、大規模システムの開発に携わっていたのですが、自分の担当している仕事は、そのシステム全体の中では、ほんの一部分。

システム全体のことをすべて把握できているわけではない状態で、その中の一部分だけを、とにかく必死で漏れのないように、本番でシステム障害が起こらないようにと、設計したりテストしたりしていました。

自分のわかる範囲内は、完璧にやっているつもりでも、自分の予測の範囲外のところで、何が起きるかは、全くわかりません。

全体が分からないまま、その中の一部分を担当することに、ものすごいストレスや不安がありました。

そのことを、上司に相談したときに返ってきた答えは

「自分が、これなら大丈夫、と思うところまでとにかく突き詰めてやってみることだ。それがプロの仕事。」

確かに、そうだよな、、、。

できるところまでは完璧にやって、考えられる対処はすべてやりつくして、それでも、何か起こったら、その時は、その時。

そこでちゃんと対応すればいい。

そうは思いましたが、やはり最後まで「予想外の何かが起こるかもしれない」その不安は消えませんでした。


この私自身のエピソードは、実は最初にご紹介した、相談の内容と共通しているところがあります。

それが、「全体の地図、全体像が見えていない」ということ。

相談者の方も、ITの世界についていくだけで精いっぱい。新しい知識を常に学んで、目の前の仕事をこなすだけで精いっぱいの状態。

当時の私も、目の前の担当部分に対応するだけで精いっぱいの状態。

全体の地図が分からない、ということは、実はどこから来てどこに行けばよいのか、そして今自分がどこにいるのかも分からないまま、とにかく目の前の道を突き進まなければいけない、という状態でもあります。

これは不安になって当然ですよね。

いつまで頑張り続ければよいのかもわからないし、どこで力を抜いて、どこで力を入れればよいのかもわかりません。

常に全力で頑張り続ければ、必ずどこかでひずみが出て、体を壊しかねません。

かといって、力を抜きすぎても、知識不足等でそもそも仕事に対応できなくなってしまったら、職を失いかねません。


「全体の地図がわからない」

この状態にある人に出会ったときには、私は次の3つをアドバイスしています。

①まず、今の自分の状態(現在地)を客観的に見れるようになること

②自分を取り巻く環境(この場合は、IT業界、さらにIT業界を取り巻く環境、そして究極には今の時代や地球や宇宙といった)の全体像を知ること

③①②を把握したうえで、向かうべき方向性を選択する事

②については、「宇宙?そんなところまで??」と思われるかもしれません(笑)

が、実は真面目な話、この宇宙空間の中にあるものすべては影響し合っていますから、しかも、かつては宇宙は「ない」状態から、今「ある」ようになっているわけで、

そう考えると、宇宙の成り立ちからの脈絡にそって思考しない限り、「正しく今ここの全体像を把握する」ということは、不可能とも言えてしまうのです。

全体像を把握するには、今いる場所より一段高いところから、全体を俯瞰してみてみる、ということが必要になります。

人間がイメージする一番大きな概念は「宇宙」ですから、宇宙の外に出てしまえば、宇宙全体を俯瞰してみることができます。これは、認識技術(nTech)を学ぶことで可能になります。

が、すぐに学ぶのは難しい!という場合は、例えば、業界を取り巻く本を読んでみる、世界経済に関して学んでみる、詳しい人に話を聞いてみる・・・

何でもよいと思います。

まずは一歩、今までとは違う行動をとってみる。

それだけでも、「全体を俯瞰してみる」きっかけになるんじゃないかと思います。

それでも、「自分や、自分を取り巻く環境を俯瞰してみる、その見方が、やっぱりよくわからないんです!」という方は、お気軽にご相談ください!

正しく俯瞰してみるために、一番、効率のよい方法を、お伝えできると思います!

ではでは!最後まで読んで下さって、ありがとうございました。

空豆なんでも相談室へのご相談は、以下のコメント欄よりお気軽にどうぞ!

フードロスについて、思うこと。

assorted sliced fruits in white ceramic bowl

先日、「日本のフードロスは、年間800万トン」というニュースを見ました。

800万トン。とてつもない数字でイメージがわきません。

農林水産省の統計でみると、国民一人当たりが、一年間に食べる量は、458.9kg(1日当たり約1.3kg)。

800万トンを単純に割ると、なんと、約1750万人分の食料に相当する量が廃棄されていることになります・・・

なんという無駄。

少し調べてみたら、世界の食糧問題について、とても分かりやすく書かれているサイトがありました。

このサイトの中には、以下の記載もありました。

・世界では毎年、食用に生産されている食料の3分の1にあたる13億トンが捨てられています

・たとえば、ハンバーガー1個に使われている小麦や牛肉を生産するためには999リットル=2リットルのペットボトル500本分の水が必要です

https://worldfoodday-japan.net/world/


私たちは、どのくらいの地球上の資源を消費して、食料を得ているのでしょう。しかも、世界規模で見れば、その資源の1/3をただ無駄にしていることになります。

このままのライフスタイルを続け、人口が増え続けたら、以前から言われてきたことですが、人間によって地球環境は破綻するでしょう。それを防ぐために、地球は自浄作用に傾く。とすれば、地球が危機感から、人間の活動をストップさせるために新型コロナウイルスというものを生じさせた、といった解釈も納得できます。

では、私達人間は、今の当たり前のライフスタイルの、何を、どこから、どのように変えて行けばよいのでしょうか。

このライフスタイルが始まったのは、フランス市民革命、産業革命以降でしょう。

つまり、西洋でルネサンスが起こり、科学万能主義に人間の文明が切り替わったところから始まっています。

6/2の令和哲学カフェでは、科学技術の終焉と、哲学の時代のはじまりについてディスカッションが展開されていました。

科学とは何か?哲学とは何か?それぞれの役割とは何なのか?

科学と哲学がそれぞれが、対称性で語られ、非常に深まるものがありました。

科学技術を追求し続けてきた人類の生活は、ものすごく便利になり、いろいろなものが、簡単に安い値段で手に入るようになっています。ですがその反面、心は孤独な人が増え、ウィルスによって家の中に閉じ込められ、さらに人間よりも賢いAIまで登場してしまって、多くの人は無用者階級に落ちると言われています。

さらに、貧富の格差も含めて二極化はどんどん進み・・・。そのように、今、人類は完全に、あるべき方向性と行き場を見失っています。

人間を幸せにするはずだった科学技術が、人間をここまで追いつめている。

便利さを追求し続けたら、いつのまにか、なんだかとても心が不自由な世界になってしまった。

西洋哲学は、これまで、科学技術の後塵を拝してきました。なぜならば、飛躍的に発展してきた科学(数学・物理学)を包含して説明、整理整頓できる「哲学」が生れていなかったから。

令和哲学は、最先端の数学、そして物理学も、一つの数式と、シンプルなイメージを使って説明しています。人間とは何なのか、人間の認識メカニズムは、どこから、どのように生まれているのか、そして、目の前の現実・現象は、どのように成り立っているのか、それらを、明確に語っています。

だからこそ、脳機能の限界を語りながら、その脳を中心に発展してきた今までの全ての学問は、中途半端であると言い切って、基準点を脳の外、白紙に戻したところから、新しい認識方式でスタートしましょう、と伝えています。

哲学の役割は、今までのすべてにノーをすること。

時代をけん引できる、新しい哲学は、すでに日本から生まれています。

今日も、読んで頂いて、ありがとうございました。


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100年たったら

今日は、絵本のレビューを書きます。

読んでいて、100万回生きたねこ、を思い出しました。

あべ 弘士さんの絵は、迫力ありますね!

確か、北海道の旭山動物園に勤めていて、その後絵本作家になられたと聞きました。

ライオンと小鳥の、生まれ変わり生まれ変わり、そして出会う物語り。

私たちが普段何気なく出会っている、なぜか気になるその「何か」そして「誰か」は、昔々、自分がライオンだったときに再会を誓い合った小鳥、なのかもしれません。

時代を超えて生まれ変わり、何度も出会いを繰り返す映画がありました。

今ここは、一瞬だけど、永遠。何度も何度もであっている。約束を果たすために。

そんな不思議な気持ちになります。

どこまでも、深くイメージがつながっていく。

絵本、大好きです。


100年たったら

文: 石井 睦美
絵: あべ 弘士
出版社: アリス館

なぜ、分かってもらえないのか?伝え方よりも大切なこと。

upset diverse women near wall

・伝えたいことが上手く伝わらない。
・何度言っても分かってくれない。
・相談した結果、上司の出してきた解決策が的外れでショックを受けてしまった。

そんな経験、ありませんか?

なぜ、こちらの伝えたいことを分かってもらうのは、こんなに難しいのでしょうか?

伝えたいことがなかなか伝わらない、その理由とはなんでしょう。

伝えても分かってもらえないと、それが深刻で繊細な内容であればあるほど、心は傷付き、そのうち、伝えること自体あきらめてしまったり、ひとりで何とかするしかないと思いこんで頑張るしかなくなり、それを続けた結果、どんどん孤独になって、無意識にため込んだ怒りがあるとき爆発してしまったり、これ以上我慢できないと、もうその環境から逃げ出すしかなくなったり・・・

そんな風になってしまうくらい、「伝わらない」「分かってもらえない」このことは、簡単には無視してはいけない問題です。

そこで、「分かってもらえない」そのことに、二度と傷付かないようになるために、どうしても読者のみなさんに知っておいてほしいことがひとつだけあります。

それは、「分かってもらえない」のではなくて「そもそも分かることが不可能だった」ということ。しかも、それが人間共通の、とてつもなく大きな課題だった、とうこと。



なぜ、そう言い切れるのかと言えば・・・



人間は、生れてから今まで、1分1秒たりとも、同じ画面をみている人はいません。

別々の画面をもとに別々のストーリーを紡いで人生をすごしている人同士が、出会って、そして言語を使ってコミュニケーションをしているのです。

しかも、この単語ひとつひとつに対するイメージもバラバラ。

その単語を組み合わせて生まれている文脈も、もちろん話す側、受け取る側でバラバラなイメージになります。

ですから、そもそも今までが、「分かり合うことは不可能」な状態だったのです。

にも関わらず、一瞬だけ分かり合ったように思って喜び、分かり合えるんだと期待し、でもそれがやはり一瞬で部分的だったと知り挫折する・・・。それが、人間が繰り返してきた歴史です。

このことは、殺人や戦争が、人類が地球に生まれて以来、絶え間なく続いていることをみれば納得できる事実かと思います。

その課題に、その課題の巨大さに、人間はこれまで、目を背け続けて(というよりも、盲点すぎて気づくこともできなかったとも言えるでしょう)きました。

でも、ようやく、正面からその課題に取り組む時が来ています。

分かってもらえないのは、あなたのせいでもなく、相手のせいでもなく、人間共通の、こえなければならない課題だったのです。

本当の希望は、問題の本質を正しく認識で来たときに、初めて描くことが出来ます。

今日も読んで頂いて、ありがとうございました!



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男性も妊娠・出産できるようになる??

question mark illustration

令和哲学カフェ、第3期が始まりました。

今期のテーマは「女性性哲学」。

そして、昨夜は、

「男性も妊娠・出産できる女性性とは、どういうことなのか?」

というテーマで、ディスカッションが行われました。

令和哲学でいう男性性、女性性は、とても独特です。でも、そこにはすごく納得感があります。

今までの男性性、女性性は、身体を中心にして語られてきた、いわば「空間的な」男性性・女性性でした。

令和哲学でいう男性性と女性性は、今までと、今ここから。今までの人間の全ての歴史文明が男性性だった。そして、今ここからは女性性、というように、「時間軸で」みています。

男性性の文明を脳を中心にしてきた文明、そして、女性性の文明は心を中心にする文明、ともいえます。

今までは、獲物という敵・目標に向かって団結する「狩の文化」、これからは、すべての観点を鍋に溶かして美味しい料理に仕上げる「料理の文化」、という表現もありました。

nature sky man arm
Photo by Mikhail Nilov on Pexels.com
vegetables and tomatoes on cutting board
Photo by Pixabay on Pexels.com


狩りの文化は、敵に対しては団結できるけど、内輪もめが終わらない。敵を倒しても倒しても、また新しい敵が生まれる。本当に人類の歴史を「言い得て妙」でした。

対して、料理の文化は、敵をつくって団結するのではなく、敵も味方も、鍋の中に全部が解けてなくなってしまって、ワクワクするような、まったく新しいものが生まれる。

まるで、絵本「ぐりとぐら」みたいです。

大きなホットケーキをつくって、森のみんなで美味しく楽しく食べる。

stack of pancakes with strawberry fruits
Photo by Chokniti Khongchum on Pexels.com

男性性と女性性のイメージを使うと、令和哲学の概念がとてもイメージしやすくなるように感じます。

そして、本当の女性性に行くためには、「究極の絶望」に行くこと(但し、体験・経験ではなくイメージで)が、とても大切で、すべての苦しみ悲しみを超えたときに、「究極の希望」に行ける、というコメントがとても印象的でした。

77億の絶望を全て集めた究極の絶望、その絶望でひとつになること。それが、実は究極の希望のスタート。

今日も読んで頂いて、ありがとうございました。


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