将来を考えた時、管理職か専門職、どちらを選べばよいのでしょうか?

30代の会社員の女性から、こんな相談を受けました。

「管理職か専門職か、どちらに進むか考えておくように」と、先日上司に言われました。これからの、結婚や、子育てのことを考えた時、どちらを選んでおくのがよいのでしょうか?

一般的に女性は男性よりも、結婚や、出産による仕事への影響が大きいと考えられます。統計を見れば、日本は、家事や育児を女性が負担する割合がまだまだ多いのが現状です。少しずつ「イクメン」とよばれるパパは増えているとはいえ、まだまだ、家事も育児も「女性の仕事」となってくる場面は多いでしょう。

そんな中、今後のご自身のキャリアを考えた時、管理職か専門職か、どちらを選ぶかは、悩みますよね。収入面や能力面ではどうなのか?どちらの方がより多く仕事に、そしてキャリアアップに時間を取られるのか?そしてどちらの方がやりがいがあるのか等々。考えたらきりがありません。

できれば、家庭と仕事もバランスよく、そして、子育てもしっかりやりながら仕事面のスキルアップも両立して、必要とされ評価されながら、長く、生き生きと働きたい。収入は、すごく多くはなくても、もちろんもらえればもらえるほど嬉しい。そして、どんなに環境や状況が変わっても、やりがいをもって、安定して働き続けられること。それができたら最高ですよね。

それには、管理職か専門職か。




世の中には、様々な相談機関があります。最近は、キャリアカウンセラーという資格をもった方もいますので、そのような方のいる相談窓口を活用するのも一段階、よいかもしれません。

他にも、様々な適性診断もありますので、自分の得意分野を知って、選択するのもありかとは思います。


でも、本当にその選択が正しいのか、そこには、どうしても不安が付きまといますよね。

なぜなら、先のことは誰にも分からないから。一瞬でいろいろな状況が変わってしまう、ということもどうしても起こり得ます。

例えば、今のような新型コロナウィルスによるパンデミックは、2年前には誰も予想していませんでした。未来、何が起こるか分からない中で、何かを選択するのは、やはり不安が残ると思います。

では、どうすればよいのでしょうか?



実は、大切なのは、「管理職か専門職、どちらを選ぶか?」ということではないのです。


どちらを選ぶか、それより大事なのこと。それは、

「どちらを選んでも大丈夫な自分なっておくこと」


そのくらい、柔軟で、どんな変化が起きても、余裕をもって、そして動じずに対応できる、さらに役割や立場さえも自らクリエイトできる「自分」になっておけば、怖いものはありません。

環境の変化や社会の変化等、条件や状況によって影響を受けてしまう自分だとしたら、それはとても不安定ですよね。

管理職であっても、専門職であっても、ぶれない心と枯れないモチベーションを土台に、日々、何を蓄積したらよいのか、どこに向かって、何をしているのか、それがちゃんと確認できていてれば、何があっても、どんな時も、着実に一歩一歩、進んでいけます。

必要なのは、どんなときもぶれない不動心。そして枯れないモチベーション。

では、そんな不動心やモチベーションを得るにはどうしたらうよいのでしょうか?



そのためには、まず、なぜ今まで、その「不動心・枯れないモチベーション」を持続的に得ることが難しかったのか、その原因を知ることです。

つまり、何が問題だったのか、様々な問題を1点に集約した、【根本問題】と出会うこと。

根本問題との出会いがあれば、解決策とは自然に出会えます。


今日も読んで頂いて、ありがとうございました。


◆令和哲学・nTechをベースにしたそらまめのセッションはコチラ



◆気軽にnTechの基礎を学ぶなら|nOU(nTech Online Univ. )

ITの技術職です。常に最新技術を学ばないと仕事について行けません。

入社9年目の女性SE(システムエンジニア)の方から、こんなご相談をいただきました。

「ITの技術職です。ITの世界は、日々技術が進化していて、常に最新技術を学ばないと仕事について行けません。残業も多く、休日も新技術の勉強に時間が割かれてしまい、このまま仕事漬けの日々で本当によいのか、悩んでしまいます」

ITの世界は、本当に、毎日毎日、新しい技術や、それに伴う単語がどんどん生まれています。

そのスピードたるや、ついていくので精一杯だと思います。


私も、以前はシステムエンジニアとして、メーカーに勤務していました。

当時、大規模システムの開発に携わっていたのですが、自分の担当している仕事は、そのシステム全体の中では、ほんの一部分。

システム全体のことをすべて把握できているわけではない状態で、その中の一部分だけを、とにかく必死で漏れのないように、本番でシステム障害が起こらないようにと、設計したりテストしたりしていました。

自分のわかる範囲内は、完璧にやっているつもりでも、自分の予測の範囲外のところで、何が起きるかは、全くわかりません。

全体が分からないまま、その中の一部分を担当することに、ものすごいストレスや不安がありました。

そのことを、上司に相談したときに返ってきた答えは

「自分が、これなら大丈夫、と思うところまでとにかく突き詰めてやってみることだ。それがプロの仕事。」

確かに、そうだよな、、、。

できるところまでは完璧にやって、考えられる対処はすべてやりつくして、それでも、何か起こったら、その時は、その時。

そこでちゃんと対応すればいい。

そうは思いましたが、やはり最後まで「予想外の何かが起こるかもしれない」その不安は消えませんでした。


この私自身のエピソードは、実は最初にご紹介した、相談の内容と共通しているところがあります。

それが、「全体の地図、全体像が見えていない」ということ。

相談者の方も、ITの世界についていくだけで精いっぱい。新しい知識を常に学んで、目の前の仕事をこなすだけで精いっぱいの状態。

当時の私も、目の前の担当部分に対応するだけで精いっぱいの状態。

全体の地図が分からない、ということは、実はどこから来てどこに行けばよいのか、そして今自分がどこにいるのかも分からないまま、とにかく目の前の道を突き進まなければいけない、という状態でもあります。

これは不安になって当然ですよね。

いつまで頑張り続ければよいのかもわからないし、どこで力を抜いて、どこで力を入れればよいのかもわかりません。

常に全力で頑張り続ければ、必ずどこかでひずみが出て、体を壊しかねません。

かといって、力を抜きすぎても、知識不足等でそもそも仕事に対応できなくなってしまったら、職を失いかねません。


「全体の地図がわからない」

この状態にある人に出会ったときには、私は次の3つをアドバイスしています。

①まず、今の自分の状態(現在地)を客観的に見れるようになること

②自分を取り巻く環境(この場合は、IT業界、さらにIT業界を取り巻く環境、そして究極には今の時代や地球や宇宙といった)の全体像を知ること

③①②を把握したうえで、向かうべき方向性を選択する事

②については、「宇宙?そんなところまで??」と思われるかもしれません(笑)

が、実は真面目な話、この宇宙空間の中にあるものすべては影響し合っていますから、しかも、かつては宇宙は「ない」状態から、今「ある」ようになっているわけで、

そう考えると、宇宙の成り立ちからの脈絡にそって思考しない限り、「正しく今ここの全体像を把握する」ということは、不可能とも言えてしまうのです。

全体像を把握するには、今いる場所より一段高いところから、全体を俯瞰してみてみる、ということが必要になります。

人間がイメージする一番大きな概念は「宇宙」ですから、宇宙の外に出てしまえば、宇宙全体を俯瞰してみることができます。これは、認識技術(nTech)を学ぶことで可能になります。

が、すぐに学ぶのは難しい!という場合は、例えば、業界を取り巻く本を読んでみる、世界経済に関して学んでみる、詳しい人に話を聞いてみる・・・

何でもよいと思います。

まずは一歩、今までとは違う行動をとってみる。

それだけでも、「全体を俯瞰してみる」きっかけになるんじゃないかと思います。

それでも、「自分や、自分を取り巻く環境を俯瞰してみる、その見方が、やっぱりよくわからないんです!」という方は、お気軽にご相談ください!

正しく俯瞰してみるために、一番、効率のよい方法を、お伝えできると思います!

ではでは!最後まで読んで下さって、ありがとうございました。

空豆なんでも相談室へのご相談は、以下のコメント欄よりお気軽にどうぞ!

相手と話がかみ合わない・・・

・あの人、何を言っているかいつもよく分からない
・雑談は会話が弾むのに、仕事の話になると急にギスギス
・昔はなんでも分かり合えたのに、年を取るごとに理解できない部分が増えてきた
・1対1で話していたことと、公の場で話していることが全然違ってびっくり

そんなことってありませんか?

相手と話がかみ合わない・・・そんな時、「何で?どうして?」と思いますよね。

最初から、「よく分からない人」であれば、まあ、あの人はそういう人だから、とあきらめることもできますが、

分かり合えていた時期が過去にあればあるほど、「以前はそんなことなかったのに!」と、その疑問は大きくなり、相手が悪いのか、自分が悪いのか、と犯人捜しをしたり、

「なんでわかってくれないの??」とつい言ってしまったり、逆にそう相手から言われて傷付いてしまったり・・・そんなこともあると思います。

なぜ、話がかみ合わない、もっといえば、「分かり合えない」ということが起こってしまうのでしょうか?


実はこれ、あなたのせいでもなければ、相手のせいでもありません。


なぜならば、もともと、全然、わかり合ってなんかいなかったのですから。

ちょっとびっくりするかもしれませんが、でも、よくよく考えればこれが事実であることが分かってきます。

そのことを、簡単に説明しましょう。実は、とてもシンプルなことです。

例えば、「りんご」。

clear light bulb placed on chalkboard
Photo by Pixabay on Pexels.com

その単語を聞いて、あなたは、どんなりんごを思いうかべますか?

赤いリンゴ?青いリンゴ?アップル社のロゴ?はたまた、スティーブジョブス?

単語を聞いて浮かぶイメージは、実は、一人一人バラバラなのです。

そんな、単語の組み合わせ、言語を使って私たちは普段、コミュニケーションをしています。

そして、相手のことを理解した気になっていますが、理解しているのは、あなたの頭の中にしかない相手であって、本当の相手ではありません。

それを知らずに、相手のことを分かったつもりになっているときに

「相手とかみ合わない」という思いが生まれます。

相手のことが、本当に100%すべて分かってしまったら、「かみ合わない」なんてことは、うまれるはずがありません。


では、相手を100%理解するためにはどうしたらよいでしょう?

そのためには、まず、

「そもそも、今まで全然かみ合ってなかった!」ということを知ることから。

それが解れば、まず安心。スタートラインに立てます。

そして、「じゃ、どうしたら分かり合えるんだろう?」その質問が生れます。

そうすれば、まずは大成功!

まずは、全く分かり合えてないことを、とことん理解していきましょう!

何が問題だったか、ハッキリわかること。

それが、本当のはじまりになります。


◆令和哲学・nTechをベースにしたそらまめのセッションはコチラ



◆気軽にnTechの基礎を学ぶなら|nOU(nTech Online Univ. )