絵本の感想を書きます。
「まってるまってる」
行列を見かけると、みなさんはどう行動しますか?
「一体何の行列だろう?」と探ってみる。
「とりあえず並んでみようか」と並んでみる。
興味はかくしてさっさと通り過ぎる。等々・・・
私は、興味津々で近づいて、でも並ばずに何の行列かなー??と予測するタイプです。
行列の先に何があるのか、どんどん知りたくなる絵本でした。
最後はみんながどんどん太っていきます。
まるで、物質文明でパンパン、情報過多でパンパン、苦しい~!!と叫んでいる現代人をあらわしているような、そんな気持ちに。
早くスッキリしたいものです。これは、人類史上最高のすっきりを「まってるまってる」お話かもしれません。
ラスト、一気にスリムになったみなさん。でも、また次の行列に並ぼうとする。
みんなが並ぶなら並んでみたい。これは人間の性なのかな?
実はとても深いメッセージが隠れている一冊でした。
絵本、楽しいですね。大好きです。
まってるまってる
作: 高畠 那生
出版社: 絵本館