観点とは?-その5-
なぜ、観点の問題が、すべての問題の根本原因と言い切れるのでしょう?
ここで、人類史に残る超有名人!でもある、お釈迦様のことばをかりて表現するならば
人間の問題、つまり苦しみは「四苦八苦」に集約されると言えます。
四苦、とは、「生老病死」。これに、愛別離苦,怨憎会苦(おんぞうえく),求不得苦(ぐふとくく),五蘊盛苦(ごうんじょうく)の四苦を合わせたもので合計八苦。
生(しょう)(生まれる)・老・病・死の四苦が最大であり、ついで、愛するものと別れなければならない(愛別離苦)、怨(うら)み憎むものと出会わなければならない(怨憎会苦(おんぞうえく))、求めても得られない(求不得苦(ぐふとくく))、いっさいは苦に満ちている(五蘊盛苦(ごうんじょうく))の四つ。これらは避けようとしても避けられないものだそうです。
本質的な苦しみである四苦と、そこにプラスして人間関係や生きる上での苦しみ。
この苦しみがうまれる原因、それは一言でいうと何でしょうか。
それは、とてもシンプルにいうならば
「訳がわからないから」
迷路に迷い込んでも、地図があって、どう進めばよいか分かっていれば不安にも心配にもならないように、
「なぜ、どのように、どうしてそうなるか、訳がわかっていれば」苦しんだり、悩んだりはしないはず。
つまり、苦しみがうまれるそもそもの原因が、人間の脳が、生まれた瞬間から「部分しか取れない」ことに起因しています。
部分しかとれない。つまり、全体がわからない。
だから、いつも、訳がわからない。
なぜ生まれ、なぜ死んで、なぜ病気になりなぜ老いるのか。
自分はどこから来てどこに向かえばいいのか。
この道が正しいのか、正しくないのか。
なぜ苦しみが生まれて、いつの間にか消えるのか。
なぜ、苦しみが無くならないのか。
なぜ別れが来るのか、なぜ恨みがうまれるのか。
なぜ?なぜ?
そこに答が出せなかったのも、
人間の脳が、生まれた瞬間から「部分しか取れなかった」から。
全体がよくわかって、全体が見えていれば、悩んだとしても答えはかならずみつかる、ゴールに必ずたどり着ける、という安心感が生まれます。
私も、このnTech(認識技術)に出会うまでは、
「人生に答なんてあるわけがない」
「結局分からないまま、それでも必死で生きていくしかない」
という、なんというか、根本にはあきらめや絶望感を中心に抱えながら、でも、みんな同じだろうから、人生はこんなもの、と思って生きるのが当たり前、それしかできないと思って生きていました。
ですが、このnTech(認識技術)に出会って
「え??答ってあったのーーーーーーーー?????」と
超びっくり仰天したのと同時に、
「生きること」の一番中心になる部分での、「無知」や「あきらめ」が、「安心」「安定」へと大きく切り替わりました。
人生の主導権が、「自分以外」から「自分自身」に切り替わった、とも言えます。
自分自身にとっては、劇的な変化でしたが、もしかすると、表面的には大きな変化には見えなかったかもしれません。
時間をかけて生き方に大きな違いが出てくる、そんな変化もあると思います。
そんな実体験も踏まえて、根本からの変化を望む方には、
すべての問題の根本原因である「観点の問題」、その理解と納得、そこからの解決策をお勧めしています。
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最後に、「観点の問題」を、身近な問題に置き換えて表現している動画を2つ、ご紹介します!短い動画なので、よかったらご覧くださいね。
【恋人編】
【上司編】
観点とは?-その4-
観点とは?-その1-
観点とは?-その2-
観点とは?-その3-
人間がこれまで使ってきた脳には、機能的限界がありました。
それが、「脳のクセ(仕組み)」です。
脳のクセは、次の4つです。
①部分だけをとる
②違いだけをとる
③過去とつなげてとる
④有限化させてとる
これは、つまり、次の弱点をもつ、とも言えますね。
①部分だけをとる⇒全体がとれない
②違いだけをとる⇒共通点がとれない
③過去とつなげてとる⇒今ここ、がとれない
④有限化させてとる⇒∞がイメージできない
そして、この脳のクセを土台に作られる観点(判断基準)は、以下の5つの問題をはらんでいます。
【「観点」の5つの問題】
①みんな(観点を)持っている
②(観点は)みんなバラバラ
③(全員の観点を)ひとつにしても問題
④(観点は)みんな不完全
⑤にもかかわらず、無意識では「自分(の観点が)が絶対に正しい」と強烈に思い込んでいる
どうですか?
これが、人類が500万年間、戦争を根絶できず
あらゆる宗教や哲学が、その解決に至れなかった原因です。
人は、無意識深くで、全く悪気なく「自分(の観点が)が絶対に正しい」と強烈に思い込んでしまう生き物なのです。
ですから、この連鎖をストップするためには、
脳の機能的限界=「脳のクセ(仕組み)」を超えること、
具体的に言えば、脳の機能的限界を補う「新しい認識機能」を脳にインストールすること。
それが、不可欠となります。
(つづく)
観点とは?-その3-
実は、人間の脳機能には、重大な欠陥があります。
認識技術(nTech)を「お薬」に例えた場合、そのお薬を処方すべき病気がありあます。
お薬と病気には、一対一の関係があります。
その病名が、これまで、誰にも発見されずにきた病気=「認識疾患」です。
つまり、人間の脳機能の盲点、それを知らずに500万年間、ヒトが人間の脳を当たり前の様に使い続けてきた状態、それこそが認識疾患といえます。
知らずに罹ってしまった病気なのですから、誰も責めることはできません。
恥ずかしいと思うこともありません。
皆、一緒なのですから。
なぜ、みんなが幸せになりたいと願っているのに、そうならないのか?なれないのか?
科学はどんどん発展しても、いつまでたっても戦争が終わらず、
AIが人間の知能を超えようしているにもかかわらず
人間だけが、なぜずっと同じレベルでいつづけるのか?
その疑問も、当然の結果として起こったものです。
そして、答えは、とてもシンプルです。
まったく知らずに、生まれながら70億人全員が、人間誕生以来500万年間共通して「認識疾患」を患ってきたから。
では、認識疾患とはなんでしょう?
ここで、脳のクセです。
脳には強烈なクセが4つあります。
この説明は、動画がとても分かりやすいので、ぜひこちらをご覧ください
https://www.youtube.com/watch?v=Ipx-TytC63I
いかがでしたか?
この脳のクセを土台に作られる「観点」には、5つの問題があります
「観点」の5つの問題については、”観点とは?-その4-”でお伝えしますね。
(つづく)
観点とは?-その2-
前の記事:観点とは?-その1-
世の中には、様々な問題が、今この瞬間も起こっています。
一つ一つ挙げてみるときりがありません。
この、バラバラにみえる多様な問題。
そのすべてに共通する”根本的な原因”があるとしたら、それは、なんでしょう?
認識技術では、それを
「観点の問題」
であると規定しています。
では、「観点=判断基準=無意識エンジン」とは何でしょうか?
これを言い換えると、
「人間が生まれた瞬間から初期設定されている5感覚と脳を使い認識した結果つくられる、その人の人生を左右する基準」
とも言うことができますし
「人間一人一人が生きる上で、一番の土台となる、コンピューターで言えばメインプログラム」
と言うこともできます。
そして、
観点には、大きく分けて、2つの種類があります。
それは
①個人の観点(判断基準)
②人間共通の観点(判断基準)
です。
①は、赤ちゃんがおぎゃーと生まれて、0才~6才の間に五感を通してインプットされた情報をもとに、ほぼ90%がつくられてしまうそうです。
ですから、お母さんが赤ちゃんとどう接するかで、ほぼほぼすべてが決まってしまう、とも言えます。
お母さん、責任重大ですね。
そして、
②は、人間共通の観点です。
人間共通なので、これは人間だったら誰もがもっているし使っている「脳機能」のことです。
この脳機能に、実は重大な欠陥があるのです。
それが「脳のクセ」といわれるものです。
脳のクセ、については、”観点とは?-その3-”でお伝えしますね。
(つづく)
観点とは?-その1-
本日より、認識技術(nTech)の入口、「観点」について、5回シリーズで書いてみたいと思います。
セッションのご案内の記事で少し書きましたが、「観点」は、「判断基準」「無意識エンジン」のことでもあります。
認識技術を語るうえで、欠かせないのがこの「観点」の理解です。
世の中には、様々な問題が、今この瞬間も起こっています。
戦争、テロ、うつ、いじめ、自殺、殺人
少子高齢化、様々な格差
子供の虐待、老いた親の虐待
毎日の様にニュースに流れる様々な事件
自然破壊、環境問題
食糧問題、人口爆発
個人の悩みから、地域の悩み、国の悩みまで
そして、人と人が分かり合えない問題
等々・・・
挙げてみるときりがありません。
このすべての問題の共通点とはなんでしょう?
少し言い方を変えると、
すべての問題を引き起こす、ひとつの原因(根本原因)があるとしたら、それはなんでしょうか?
ぜひ、考えてみて下さい。
答えは、”観点とは?-その2-”でお伝えします。
(つづく)