イチローが、3月21日に現役引退会見をしましたね。
遅ればせながら、そのニュースを見て、彼の29年間に渡る現役生活を振り返ってみた時に、
彼こそが、「平成を代表するプロの仕事人」たったのではないか、と感じました。
人と比べることなく、自らの道に熱中し、そしてその道を全うする。
日本で実績を積んだのち、アメリカという世界トップに挑戦して、そこでもひたすら自分自身と戦い、自分自身を高めながら、その足跡を残していく。
イチローがプロ野球入りしたのは1991年(平成3年)、そして引退したのは2019年(平成31年)。
まるで、個人主義時代の象徴のように、ひたすら自分自身を高めることに淡々と挑戦し続けた、そのモデルのようなスタイルを貫いた人だったんじゃないかと。
そんな風に感じました。
そして、5月から、新元号、令和の時代に入ります。
平成時代のプロの仕事人のモデルがイチローだとすれば、令和時代の、プロの仕事人のモデル、それはどんなスタイルをもつ人なのでしょう?
振り返ってみると、WBCで日本が優勝した時のイチローが、私はすごく印象的でした。
「本当は、ずっと、日本の仲間たちとチームプレーがしたかったんだ」
個人主義の本場で、その国の流儀にならい、個人の能力を高め続けることを切磋琢磨し続けた彼から、あの時、そんな叫びを感じた気がします。
令和の時代。
平成時代に、世界の流儀に併せて、個人主義を切磋琢磨し続けたイチローそして日本が、次に踏み出す時。
このメッセージからも、「令」に込められた意味とともに、新しい時代のはじまりを感じます。
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令和という新元号に寄せて シリーズ②