令和哲学カフェでは、昨日までの5回、フッサールを取り上げていました。
フッサールって誰??
くらいの素人状態からのスタートでしたが、令和哲学カフェでおなじみの「ビンと鳥」を使って、今回もまた鮮やかでシンプルな解説。
現象学、といえば、難解で有名だそうですが、なぜそれが難解だったのか、
エポケとは?超越的還元とは?なにを意味しているのか?
更には、デカルトの名言「われ思うゆえにわれあり」の新解釈等、非常に興味深く、今ここと繋がる解説に、哲学への理解と、先人の切り開いてきた哲学的蓄積の脈絡に
改めて聞き入りました。
「哲学は、それまでの全ての概念を否定して、新しい概念をうちたてるもの」
だそうです。
但し、それまでの概念を否定はするけれど、既存の概念は、新しい概念の一部分として包含される、というのが、新しい哲学となれる条件だと感じます。
令和哲学カフェでは、西洋の哲学者の探究の脈絡が、「ビンと鳥」の一枚の絵で、だれが、どこまで哲学的進化を遂げたのか、それを受け継いだ次の哲学者が、どこまで進化させてきたのか、それをシンプルに整理して理解することができます。
今日からはマルクス。
共産主義の元になった思想哲学を創った人、という印象ですが、今日からの5日間もまた、楽しみです!