観点とは?-その1-
観点とは?-その2-
観点とは?-その3-
人間がこれまで使ってきた脳には、機能的限界がありました。
それが、「脳のクセ(仕組み)」です。
脳のクセは、次の4つです。
①部分だけをとる
②違いだけをとる
③過去とつなげてとる
④有限化させてとる
これは、つまり、次の弱点をもつ、とも言えますね。
①部分だけをとる⇒全体がとれない
②違いだけをとる⇒共通点がとれない
③過去とつなげてとる⇒今ここ、がとれない
④有限化させてとる⇒∞がイメージできない
そして、この脳のクセを土台に作られる観点(判断基準)は、以下の5つの問題をはらんでいます。
【「観点」の5つの問題】
①みんな(観点を)持っている
②(観点は)みんなバラバラ
③(全員の観点を)ひとつにしても問題
④(観点は)みんな不完全
⑤にもかかわらず、無意識では「自分(の観点が)が絶対に正しい」と強烈に思い込んでいる
どうですか?
これが、人類が500万年間、戦争を根絶できず
あらゆる宗教や哲学が、その解決に至れなかった原因です。
人は、無意識深くで、全く悪気なく「自分(の観点が)が絶対に正しい」と強烈に思い込んでしまう生き物なのです。
ですから、この連鎖をストップするためには、
脳の機能的限界=「脳のクセ(仕組み)」を超えること、
具体的に言えば、脳の機能的限界を補う「新しい認識機能」を脳にインストールすること。
それが、不可欠となります。
(つづく)