・あの人、何を言っているかいつもよく分からない
・雑談は会話が弾むのに、仕事の話になると急にギスギス
・昔はなんでも分かり合えたのに、年を取るごとに理解できない部分が増えてきた
・1対1で話していたことと、公の場で話していることが全然違ってびっくり
そんなことってありませんか?
相手と話がかみ合わない・・・そんな時、「何で?どうして?」と思いますよね。
最初から、「よく分からない人」であれば、まあ、あの人はそういう人だから、とあきらめることもできますが、
分かり合えていた時期が過去にあればあるほど、「以前はそんなことなかったのに!」と、その疑問は大きくなり、相手が悪いのか、自分が悪いのか、と犯人捜しをしたり、
「なんでわかってくれないの??」とつい言ってしまったり、逆にそう相手から言われて傷付いてしまったり・・・そんなこともあると思います。
なぜ、話がかみ合わない、もっといえば、「分かり合えない」ということが起こってしまうのでしょうか?
実はこれ、あなたのせいでもなければ、相手のせいでもありません。
なぜならば、もともと、全然、わかり合ってなんかいなかったのですから。
ちょっとびっくりするかもしれませんが、でも、よくよく考えればこれが事実であることが分かってきます。
そのことを、簡単に説明しましょう。実は、とてもシンプルなことです。
例えば、「りんご」。
その単語を聞いて、あなたは、どんなりんごを思いうかべますか?
赤いリンゴ?青いリンゴ?アップル社のロゴ?はたまた、スティーブジョブス?
単語を聞いて浮かぶイメージは、実は、一人一人バラバラなのです。
そんな、単語の組み合わせ、言語を使って私たちは普段、コミュニケーションをしています。
そして、相手のことを理解した気になっていますが、理解しているのは、あなたの頭の中にしかない相手であって、本当の相手ではありません。
それを知らずに、相手のことを分かったつもりになっているときに
「相手とかみ合わない」という思いが生まれます。
相手のことが、本当に100%すべて分かってしまったら、「かみ合わない」なんてことは、うまれるはずがありません。
では、相手を100%理解するためにはどうしたらよいでしょう?
そのためには、まず、
「そもそも、今まで全然かみ合ってなかった!」ということを知ることから。
それが解れば、まず安心。スタートラインに立てます。
そして、「じゃ、どうしたら分かり合えるんだろう?」その質問が生れます。
そうすれば、まずは大成功!
まずは、全く分かり合えてないことを、とことん理解していきましょう!
何が問題だったか、ハッキリわかること。
それが、本当のはじまりになります。