あるものはある。ないものはない。

令和哲学カフェ、11月末から第2期が始まり、現在5日ごとにファシリテーターが交代して進められています。

1期は、全123回を、令和哲学者Nohさんが一人でリードし、これまでの哲学の壮大な歴史を一気に、そして丁寧に整理しながら、新時代の哲学【令和哲学】を提案しました。

そして2期は、1期を土台に、令和哲学を学んだメンバーが、テーマを選んで会を進行しています。

ファシリテーターによって、個性とテーマが融合して、とても見応えのある内容になっています。

今週は、令和哲学カフェから誕生した若き哲学者【大川 まこと】さんが

ー存在の謎解き編ー

と題して、存在、つまり、「ある」と「ない」についてアプローチしています。

これがまた、面白い。

パルメデウスは、

「あるものはある、ないものはない」

と言い切ったそうです。

何てシンプル~!!と痺れました。

2500年前、古代ギリシャの哲学者ですが、彼は、存在について探求した、初めての哲学者だったそう。

感覚というものは、「あるものをない、ないものをある」と思う、変化するもの。

だから感覚なんてものはニセモノだー!!!と言い放ったパルメデウス。

この宇宙神羅万象、すべてあったりなかったり変化するもの。

なので、まさに、脳が映し出す世界は全て偽物。

全てを生み出す「源泉的な動き一つだけがある」と言い切る令和哲学とめちゃめちゃ通じますね。

そして、今ここの現実は、その源泉的動きひとつが、見ている夢。

若き哲学者が語る、令和哲学との出会いで

今まで「ある」と思っていたものを土台にしてきたすべてがきれいに消えていく経験。

そして、それだけじゃなくて、今までの「ある」がなくなったところから、新しい感覚を付けていく楽しさ。

そんなことを語ってくれています。

なにより、とってもシャープに丁寧に、出演者の話を聞きながら整理していく若き哲学者の姿が、

日本の未来への希望と重なる、令和哲学カフェの夜でした。

今夜は、大川さんのリード最終日。

令和哲学の真打、令和哲学者、Nohさんも登場する、わくわくする回。

今夜も楽しみです!

【令和哲学カフェHP】はこちら
※とっても充実しているのでぜひ覗いてみて下さい!


猛暑の中、終戦の日に。

長い梅雨が終わって、カラッと晴れた!と思いきや

猛暑の日々がスタート。

今年、本当に地球は人間に過酷な試練を与えてきます。

コロナ禍だけではなく、豪雨に猛暑、世界中で起こっているこの出来事。

人間は、これから、どうなっていくのだろう?

そんなことを、誰もが考える時代になりました。

そして、夏の盛りの、お盆の真ん中、8月15日は、75回目の終戦記念日でしたね。

8/6、8/9、8/15。

一年間で一番暑く、そして親戚中があつまる季節。

でも、そこに、暗くシリアスに横たわる空気感。

以前の日本にとって、8月はどんな季節だったんだろう?と、想像もつかない位、

日本人で生まれてこの方、8月は毎年、「終戦」「戦後」「敗戦」といった二文字を深く刻み込む季節だったんじゃないかという気がします。

そして、日本人であれば、どんな人の中にも「もう二度と戦争はしない」という誓いのようなものが、意識はしなくても、暗く、悲しく、淋しい、悔恨の記憶の中に、無意識深くに刻み込まれているのではないでしょうか。

そして、「生きていてごめんなさい」「戦争をしてしまってごめんなさい」といった深い反省も、この、毎年8月のメディアからの情報配信(テレビ、ドラマ、ニュース)を通して、繰り返し繰り返し、日本人の意識の中に、教育され、浸透しているのだと思います。

私自身、そこまで、戦争に対して、罪悪感や、申し訳なさを意識的に感じていたわけではなかったのですが、

外国に行ったり、日本人以外の観点を聞けば聞くほど、日本人の中にある「罪悪感」に気付くきっかけがありました。

その、共通の罪悪感は、「日本」という国が、敗戦して、国に対する誇りや、アイデンティティを喪失したからこそ、個人個人の中に、深く影を落としているようにも思います。

なぜか、自信がない。どれだけ評価されていても、活躍していても、心の奥底を聞くと、たいがいの人が

「実は自分に自信がないのです」

そう仰います。

これは、戦後75年、国のレベルで解決しなければならない、人間の尊厳にかかわる問題だと、私は思います。

1945年8月15日、当時の昭和天皇は、

「このままだと、日本人全員が滅びてしまう。そしてそれは、人類全体が滅びることにもつながっていく。ならば、今は耐え忍んで、非常につらい思いはするだろうが、戦いをやめよう」

そう仰って、戦争を止められたそうです。

ふと冷静に考えても、原子爆弾というひどい爆弾を、一度に数十万人が死んでしまうようなそんな爆弾を、一般市民に向けて2つも落とされた、そんな国は日本以外にありません。

世界で一番、ひどい目にあったとしても、決してそのことを恨まずに、反省しすぎるほど反省して、平和を誓い続ける、そんな国も他に見当たりません。

でも、日本人にとっては、それが自然なことでもあります。

ただ、一つだけ気になるのは、やはり、ひとり一人の尊厳が、心の奥深いところで、とてつもなく傷ついている、ということ。

平和を、だれよりも、どの国よりも希求する、その意志があるのであれば、

まず、自らを、自らで十分に癒し、そして、そのもとで、世界の平和も担保していく。

それが、本当の日本の役割なのではないか、そんな風に私は思います。

暑い暑い、猛烈な暑さの日本列島から、そんなことを考えた、今年の終戦記念日でした。


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様々なゲストの皆さんが、濃度の濃いトークを繰り広げた8/15のポストコロナオンライン会議。

いくつかの質問に対して、様々な視点から語られる内容を興味深く拝聴しました。2時間半の内容ですが、見ごたえあります。よかったらご覧ください。

令和哲学チャンネルより

全体テーマ【beyond everything 日本の決断】

<会の中で話されていたテーマ>
Q.新型コロナウィルスのパンデミックには、どんな意味があるのか?
Q.給付金等で配ったお金を、どう回収するのか?(経済危機の解決策とは?)
Q.新しい価値観に向かうときに起こる、判断基準の違いをどのように解決したらよいのか?
Q.令和JAPANは、21世紀の世界にどんな貢献ができるのか?

令和哲学カフェの楽しみ方☆その②

令和哲学カフェで行われているのが、WHT(Widening Heart Technology) というコミュニケーション手法です。

WHTの詳細については、こちらをご覧ください。

https://reiwaphilosophy.com/introduceus/ourmethods/


このWHT、本当に、日本人の「あいまい」で「なんとなく」、そして「ふわっと」「だいたいわかるよね」「察する」が当たり前なコミュニケーション文化に、令和哲学者からの鋭いツッコミ(質問)が入り、

その質問を通して

びっくりしたり、衝撃を受けたり、むむむ!!???となったりするのと同時に、今まで見えていなかった新しい世界が開く、そんな驚きの技術です。

ぜひ、実際に体験してみて下さい!!

初めての方は、まずは視聴しながら、何が起こるか体感して頂くことをおススメします!

そんなWHTですが、昨日はまた、新しい気づきがあったので、書いてみたいと思います。

ここ最近の令和哲学カフェのテーマは「尊厳」ですが、ここに対して、昨日は令和哲学者Noh Jesu先生より、以下の質問が5人の出演者に投げ掛けられました。

「尊厳で生きるとは、どういうことですか?」

そこに対して、5人の出演者は、短い言葉で一人一人の意見を語りました。

その一つ一つも、とても深い内容でしたが、もっと驚いたのはその後。

Noh先生は、先週の5人の「尊厳」に対する意見と、今回の意見に、微妙な違いがあることを感じ取り、その変化が起こった背景を質問していったのです。

そこで出てきたのは、5人それぞれの、この数日間で起こった大きな変化でした。

その様子をみて感じたのは、

ひとつひとつの言葉に込められた、些細な成長を感じ取り、その背景を表現させることを通して、それをアウトプットした本人が一番、自分自身の中に変化が起こり、確実に成長していることを認識し、実感できるんじゃないだろうか、ということでした。

非常に自然に、各自の主体的な変化を促す、すばらしいプロセスだと、今回のWHTを見ながら感じた次第です。

その後の様々なやりとりも通して、最後に感じたことは、

「これは、現代版の禅問答なのかもしれない」

かつてお寺では、和尚さんと弟子が、質問と答えを通して、真理を学び、悟っていく、そんなプロセスが「禅問答」だったんじゃないかと思います。

WHTでは、質問と答えを通して、コミュニケーションのパターンに気付くだけではなく、

カント哲学でいう「認識主体の開発」が行われていく、そんな技術でもあると、そんな風に感じました。

令和哲学カフェ、繰り返し見れば見るほど、見方も深まり、どんどん楽しみ方も開発されていきます!

というわけで、今日お伝えする令和哲学カフェの楽しみ方は、

その② WHTに注目してみる!

令和哲学カフェ、平日毎晩21時~21時半、オンラインで無料開催中です!

https://reiwaphilosophy.com/

令和哲学カフェの楽しみ方☆その①

意識をアップデートする『令和哲学カフェ』毎晩平日夜21時~22時半、とっても楽しみに見ています!


と、言いたいところでしたが・・・

実は・・・

私、朝型人間なので・・・

なかなかその時間、起きているのがつらい(´;ω;`)ウッ…

しかも、テーマが【哲学】!!

純粋理性批判やら、先験的総合判断やら、聞きなれない単語がどんどん出てくる・・・

ただでさえ眠い頭に、全く単語が入ってこない!!!

しかも、一生懸命聞こうとすればするほど、睡魔が忍び寄り・・・

気づいたらエンディング音楽が流れて「ああああああああ!今日も、寝てしまった~!!!」と挫折感(´;ω;`)ウゥゥ

という状態が、1週間ほど続いておりました。

聴き方を工夫して、動いたりリラックスしたり・・・考えつくことはいろいろ試してみたものの・・・

動くともっと集中できない、リラックスすればさらに速やかに寝落ちする・・・(ダメじゃん(;’∀’))

さすがにこれは何とかしたい!

周囲では、「昨日、面白かったね~!!」「めちゃ感動した~!!!」「すごい発見があったよ~!!!」なんて声も飛び交い・・・

そんな感想を聞くたびに心は焦るばかり(;^_^A


で、私は、藁をもすがるココロで、電話をしました。

誰に?

朝型&寝落ち友達のCさんに。


「いや~、これどうしたらよいんだろうね」

「寝たくないのに寝ちゃうんよね~!!」

ひとしきり盛り上がり、そしてふと思いついたこと。


「そうだ!今夜は電話を繋いで、一緒に観ない??」

「それいい!そうしよう~!!」


悶々とする時間が、一気に楽しみに変わりました。

そして21時を迎えました。

始まったとたんに、

「やー、このスタートの動画、やっぱりいいね~!!!」

「お!!令和哲学者!真打登場!!!」

なんてツッコミ入れたりしながら、まさに、一緒にTVを見ている感覚。

「あれ、さっきのどんな話だった??」

「今のどう思う??」

なんて、いろいろ話しながら、アウトプットすることで、忍び寄る睡魔も逐一撃退(笑)

そんなこんなで、一瞬やっぱり沈黙しちゃうと油断してあれれ、ということもありましたが

あっという間の1時間半が終わりました!!


終わってみて思ったのは、何が大事だったかって

今までは、「画面の中」だけに意識を集中するところから、電話にも意識を向けて、しかもアウトプットしながら聞くことで、インプットとアウトプットのバランスが取れたこと。

それを通して、いつもの「当たり前」(ちゃんと聞かないと、学ぶとはこういうことだ等々)を自ら破壊できたこと。

これがかなり大きかったのです。

受動的スタイルから、能動的スタイルへ。

聴き方の変化が起こることで、楽しみ方が何倍にも広がりました。


これは、実は、日常の様々な場面での自分自身の無意識の姿勢態度(受動的)が反映されています。一事が万事、というやつですね。

そのことに気付かされたことは、とても大きな発見でした。


その後、数日たって、更に楽しみ方の幅が広がり、今は「寝落ちする」ことへの恐れは、キレイにゼロ化されました!


聞けば聞くほど深まっていく、令和哲学カフェ。

日常の姿勢態度にも革命が起こる、令和哲学カフェ。


朝型で、夜は寝落ちする、そんなあなたにも、この聞き方はおススメです!

その① 友達と電話でつなぐ

令和哲学カフェ、平日毎晩21時~21時半、オンラインで無料開催中です!

https://reiwaphilosophy.com/