最近、「世界政党」というものについて、少し不信感を持っている人の声を耳にしました。
「世界政党って、なんだか怪しくない?」
「世界を一つにするって、危ない考え方じゃないの?」
「そもそも、そんなものが本当に必要なの?」
そんな声です。
それを聞いて、私は少し考えました。
たしかに。
私も「世界政党」という言葉だけを突然聞いたら、同じように思ったかもしれないな、と。
そもそも私たちは、「世界政党」というものを、ほとんど知りません。
普段、私たちが考える政治といえば、日本の政治です。
国会があって、政党があって、選挙がある。
法律や税金、社会保障、経済のことなどを議論して、日本という国をどうしていくのかを考える。
それが、私たちにとっての「政治」のイメージなのだと思います。
だから、そこから大きく外れた「世界政党」という言葉を聞いたら、
「それって、いったい何なの?」
「誰が世界をまとめるの?」
「一つの大きな権力に、世界を集めることにならないの?」
と警戒するのも、無理のないことだと思います。
私自身も、改めて考えてみました。
「世界政党って、そもそも何なんだろう?」
そして、
「私は、なぜそれを必要だと思うんだろう?」
この記事は、誰かを説得するために書くというより、私自身が「なぜ世界政党というものが必要だと思うのか」を、一度整理してみるための記事です。
まず、私たちは今、どんな時代にいるのだろう
世界政党が必要なのかどうかを考える前に、
そもそも、私たちは今、どんな時代に生きているのだろう。
そこから考えてみたいと思います。
ここ数年、AIの進化には本当に驚かされます。
文章を書く。
画像をつくる。
翻訳する。
プログラムを書く。
大量の情報を整理する。
少し前までは、人間が時間をかけてやっていたことを、AIがあっという間にやってしまう。
私自身、こうしてAIと一緒に文章を考えるようになってからも、その変化の大きさを実感しています。
しかも、この変化は一つの国の中だけで起きているものではありません。
アメリカで起きているAIの進化が、日本の暮らしにも影響する。
中国のAI開発も、ヨーロッパの政策も、遠い国の話ではなくなっています。
仕事のあり方が変わり、産業が変わり、教育が変わり、経済が変わる。
そして、人と人とのコミュニケーションまで変わっていく。
そう考えると、AIは単なる「新しい便利な道具」というだけではなく、
社会の前提そのものが変わっていく出来事
なのではないかと思います。
AIが進化したとき、人間はどうするのだろう
AIの性能を高めることについては、世界中で激しい競争が起きています。
一方で最近では、AIの開発を進める立場にいる人たちの中からも、そのスピードやリスクについて慎重に考える必要がある、という声が出てきています。
そういうニュースを見ていると、私はふと考えるのです。
「AIをどこまで進化させるか」ということだけではなく、
「人間は、これからどうするの?」
ということを、もっと考える必要があるのではないか、と。
AIがどんどん賢くなっていったとき、
人間にとって幸せとは何なのか。
人間の価値とは何なのか。
どんな社会をつくりたいのか。
そもそも、人間は何のために生きるのか。
そういうことを、私たちはちゃんと考えているでしょうか。
私は、ここがこれからの時代の大きなテーマになるように思います。
AIの能力が高くなればなるほど、
「人間ももっと能力を高めなければ」
という方向だけに進んでしまったら、何か違う気がするのです。
むしろ、
能力が高いかどうかにかかわらず、一人ひとりの人間が尊重される社会をどうつくっていくのか。
そこを考える必要があるのではないでしょうか。
人類共通の問題が増えている
そして、もう一つ感じることがあります。
それは、
一つの国だけでは解決できない問題が、どんどん増えている
ということです。
AI。
気候変動。
感染症。
戦争。
エネルギー。
食料。
経済。
どれも、一つの国だけで完結する問題ではありません。
もちろん、国には国の事情があります。
文化も違えば、歴史も違う。
それぞれの国が自分たちの暮らしや人々を守ることは、これからも必要だと思います。
でも同時に、
「自分の国さえよければ、それで大丈夫」という時代ではなくなってきている
ことも、私たちは感じ始めているのではないでしょうか。
同じ地球の上で暮らしている以上、どこかで起きたことが、別の場所にも影響してくる。
私たちは、思っている以上に深くつながった世界に生きているのだと思います。
それなのに、政治の器は「国」のままでいいのだろうか
ここで私は、「世界政党」という言葉をもう一度考えてみました。
今の政治の基本的な単位は「国家」です。
日本のことは、日本の政治で考える。
アメリカのことは、アメリカの政治で考える。
それぞれの国が、それぞれの国民のために政治をする。
これは、もちろん必要なことです。
でも、
人類全体に関わる問題を、国家単位の政治だけで扱い続けることには、限界があるのではないか。
そんなふうにも思うのです。
たとえば「AIをどうするのか」という問題。
日本だけが安全なAIをつくったとしても、世界のどこかで危険な使われ方をすれば、その影響は日本にも及ぶかもしれません。
そう考えると、
「国と国が競争する」
だけではなく、
人類全体にとって、どんな未来をつくっていくのかを一緒に考える場
が必要になってくる。
そう考えれば、「世界政党」という発想が出てくること自体は、それほど不思議なことではないのかもしれません。
「世界を一つにする」と「世界が協力しあう」は、同じではない
「世界政党」という言葉について考えるとき、ここは特に大事なところだと思っています。
「世界政党」と聞くと、
「世界を一つにする」
「世界を一つのルールで統一する」
「一つの権力で世界を動かす」
そんなイメージを持つ人もいると思います。
でも私は、
「世界を一つにすること」と「世界が協力しあうこと」は、同じではない
と思っています。
国がなくなる必要はありません。
文化を一つにする必要もありません。
考え方まで一つにする必要もない。
むしろ、
違う国があり、
違う文化があり、
違う歴史があり、
違う価値観がある。
そういう違いを持ったまま、
「この問題については、人類全体で考えたほうがいいよね」
というテーマについて協力する。
私は、そういうあり方なら、これからの時代には必要なのではないかと思います。
「日本から世界へ」という発想
そして、ここで「なぜ日本からなの?」という疑問も出てくると思います。
私も、最初はそう思いました。
「日本一国から、世界政党なんてできるの?」
普通に考えれば、そう思いますよね。
でも、考えてみれば、何か新しいことが始まるとき、最初から世界中の人が同時に動き出すわけではありません。
どこかで誰かが最初の一歩を踏み出す。
「こういうこともできるんだ」という前例が生まれる。
そして、それを見た人がまた一歩進める。
そんなふうにして、少しずつ広がっていくものもあると思います。
そう考えると、
日本から始めること自体がおかしいわけではない
のだと思えてきました。
「日本が世界の中心になる」ということではなく、
日本から一つの実践を始めて、それが世界に広がっていく可能性をつくる。
私は、そういう意味でも、日本の持つ歴史的な背景からみても「日本から」という考え方には、大きな意味があるのではないかと思っています。
もちろん、まだ「正解」があるわけではない
ここまで書いてきましたが、
だから「世界政党は絶対に正しい」と言いたいわけではありません。
むしろ、これまでにないものだからこそ、
本当にうまくいくのか。
実際に人々の役に立つのか。
一人ひとりの自由や尊厳を守れるのか。
違う意見を持つ人とも一緒にやっていけるのか。
権力を持ったときに、その権力そのものに飲み込まれないのか。
そういうことは、これから実際の社会の中で見ていく必要があると思います。
だから私は、疑問を持つことも、批判することも大切だと思っています。
むしろ、最初から何でも信じるのではなく、
「本当に大丈夫なの?」
と問いながら見ていくことは、とても健全なことだと思うのです。
だからこそ、
「世界政党って、本当に必要なのかな?」
というところから、まずは一緒に考えてみてもいいのではないでしょうか。
私は、こころ党を応援しています
そんなふうに考えてきた今、私は「こころ党」を応援しています。
私がこころ党を応援するのは、
「日本だけがよければいい」という話ではなく、
AI時代に、人間はどう生きるのか。
人間の尊厳をどう守っていくのか。
これから、どんな社会や文明をつくっていくのか。
という、これからの時代に避けて通れない問いを、政治のテーマとして扱おうとしているからです。
私は、これは何か特別な思想だから必要なのではなく、
今の時代だからこそ、誰もが一度ちゃんと考えてみる必要があることなのではないか
と思っています。
もちろん、すべてに無条件で賛成しようとしているわけではありません。
「これは違うんじゃないかな」
と思うことがあれば、そう言えることも大切だと思っています。
賛同することには賛同する。
違うと思えば、自分の考えをちゃんと表現する。
政治に関わる一人の市民として、これからも常に自分自身の意思で選択していきたいと思っています。
「世界政党って怪しくない?」から始まってもいい
今でも私は、
「世界政党って何?怪しくないの?」
と聞かれたら、
「そう思うよね」
と答えると思います。
だって、これまで私たちが普通に聞いてきた言葉ではありませんから。
だから、最初から理解してもらおうとしなくてもいいのだと思います。
むしろ、
「なぜ今、世界政党という発想が出てきたんだろう?」
と、少し立ち止まって考えてみる。
そこからでいいのではないでしょうか。
AIによって、世界が大きく変わろうとしている。
人間自身も、これまでと同じ考え方のままでいいのかを問われている。
そして、一つの国だけでは解決できない問題も増えている。
だったら、
人類全体の未来を考えるための政治の器があってもいいのではないか。
私は、そんなふうに考えるようになりました。
世界を一つの権力で支配するためではなく。
みんなを同じ考え方にするためでもなく。
それぞれの国、それぞれの文化、それぞれの人が違ったまま、
「人類全体に関わる問題については、一緒に考え、一緒につくっていく」
ために。
それが、今の私が考えている「世界政党」です。
もちろん、まだ誰も正解を知りません。
だからこそ、これからどうなっていくのかを、自分の目で見ていきたい。
そんな気持ちで、私は今、世界政党というものを見ています。
こころ党のホームページ
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