トップアスリートの言葉から気づかされることは多いですね。
以前、たまたまラジオで聞いた、ある金メダリストの、テニスの現役トップ選手(女子)へのインタビューに、「なるほど~!!」と思いました。
彼女(テニス選手)は、とにかくテニスが大好きで、楽しくて、初めて試合にでたときも、ボロ負けしたにも関わらず
「めちゃめちゃ楽しい~!!」と言って、応援に来ていた家族はその様子にびっくりしたそうです。
彼女にとって、テニスの楽しさは、相手に勝つこと、がすべてではなかったんですね。
とにかく、テニスをすること自体が楽しいから、続けることが苦じゃない。
続けることが苦じゃないから、長く続けられる。
長く続けられるから上達する。
「どんなときが楽しい?」と金メダリストの質問に、彼女は
「自分がイメージする通りにできたとき(ボールが打てた時)。」
と答えていました。そして、次の答えがまた秀逸!
「だから、思い通りにいかないと楽しくなる。」
そうなんです。
思い通りに行かないと、それをどうすればうまく行くようにすることができるか、また考えて達成していく、それ自体が楽しみになるのですね~。
思い通りにいっても、思い通りに行かなくても楽しむ力。
そして、その前提として、他人に勝つ、とか、勝つことで他の誰かに認められる、
それよりも、自分の一歩一歩の進化が歓びそのものであること。
つまり、他者との比較(相対基準)じゃなく、昨日の自分との比較(絶対基準)。
そこが、トップレベルのアスリートに共通する、そして何事も継続的に進化していくことができる、とても大切なポイントなのです。
(インタビューする側の金メダリストも、イメージ通りに行ったとき、楽しいのわかる!とコメントされてました)
何事も、長く続けることができて、一歩一歩着実に進化していけば、必ず上達します。
そこに、濃度とスピードが加われば、かなりな勢いで進化を遂げるでしょう。
大切なのは、比較する基準を間違えないこと。
そして、今からの時代、もっと大切なのは、自分の経験や知識さえも超えて、無→有ができあがるメカニズムを知り、その法則性の元で、∞の可能性の中から一つを自ら選んで進化をつくること。
今、あなたの比較の基準は、外ですか?中ですか?本当は、何を得たくて動いていますか?
そして、今ここ、どんな風に目の前の現実を創ろうとしていますか?
◆「無」を活用した人材がAI時代の先を牽引していくトップランナーになる!