30代の会社員の女性から、こんな相談をいただきました。
自分の軸を持ちたいとは思いますが、どうしても普段は人に合わせてしまいます。
軸が持てないから人に合わせてしまうのか、実は人に合わせるために、軸はあってもいつの間にか手放してしまうのか、よく分からなくなってきました。
いったい、どうしたらよいのでしょうか?
軸はもちたい、でもなかなか思うように行かない。
人に合わせることが習慣になってしまって、本当はもっとちゃんと自己主張したいのに、なかなかうまく言えない。
ちゃんと自分の意見をいえる相手と、どうしても言えない相手がいて、場面や相手によって変わってしまう。
自己主張が激しい人は、逆に陰でいろいろ言われていたりすることもある。自分はそうなりたくないし・・・
そんな風に思う方は、多いと思います。
軸がしっかりありすぎても周りから反発が来たり、逆になさ過ぎても周りに振り回される。一体どうしたらよいのでしょう?
私も、30代の初めまで、軸が持ちたいのに、それがどうしても見つからない人生でした。
仕事や趣味、いろいろな習い事、毎年のように海外旅行に行き、結婚や家の購入、思い切って大企業からの転職・・・と、出産以外の一通りのことは結構なんでもチャレンジしてみた方だと思います。
でも・・・、それでも、自分の軸、といえるものは、どうしても見つかりませんでした。
ほんとうは、揺るがない軸を持ちつつも、すっきりと自然体でいられて、
しっかりブレずに主張もできてかつ、軽やかで柔軟さも併せ持った
そんな自分になりたいのに・・・
そして、無条件に自分をどこまでも肯定できる、無限大自分が自分を肯定できる、
そんな自分になりたい。
そんな風に思っていました。
ですから、いろいろな本を読んだり、職業を探したり、とにかく新しいことになるべくチャレンジして
「自分はこれが好き!」「これなら自信がもてる!」
というものを探そう、そういうものに出会いたいと、必死でした。
確固たる「これが自分」というものが持てれば、そこに自然と「こだわり」が生まれて、それが「軸」になっていくはず。
そう思って、とにかく探しまくりました。
そんなとき、出会ったのが認識技術(nTech)でした。
そこで、私は気づくことになります。
そもそも、本来の「軸」が何なのかも分からずに、「軸を持たなければならない」ということに、とどまってしまっていたことに。
つまり「軸をもてれば、人生うまく行く」と思いこんでしまっていたことに気付いたのです。
これは、軸があるのが「〇」、軸ないのは「✖」、に固定された状態です。
確固たる軸があれば、周りとぶつかる、無ければ周りに合わせるしかない、といった、軸があるか、ないか、といった二者択一の状態では、結局は同じ次元から抜けられません。
では、どうすればいいのでしょうか。
それは・・・
まず、軸がある、軸がない、その二元論の外にでること。
外に出て初めて、本当の「軸」が「理解」できます。
そして、理解して納得したときには、一番柔らかくて、一番揺るがない本当の「軸」を得ることができます。
この、二元論の外に出て新しい軸を得ることを可能にする技術が、認識技術(nTech)です。
本当の軸が分かって、その軸が腑に落ちたとき、その時に初めて
ありのまま、自然体で、でも揺るがない軸がしっかり通った、一貫性のある生き方が可能になります。
ざっくばらんに認識技術(nTech)やセッションのお話をさせていただく、気軽なカフェ会の案内をお送りします。