新渡戸稲造の「武士道」を読んで、章ごとに、気づいたこと・感じたことを綴っています。
今日は第三章。
この章で一番心に残ったのは、義が武士にとって最も重要であるということ。そして「義理」の本来の意味は「正義の道理」だという点。
なぜ、それが心に残ったのかと言えば、この宇宙自然を貫く法則が、義であり、それを道として理論体系化したのが「義理」だと感じたからです。そして、それをもっとも重要視するのが武士の生き方。
やはり、死と常に隣り合わせの職業だったからこそ、その精神性は、人間の肉体を持続させるためだけの道理ではなく、いかに死ぬか、つまりどう生きるか、どんな道理に従って生きて死ぬか、そこに意識が集中していったんじゃないかと感じます。
これから、日常でも、すべてに一貫して流れている道理と一つになって「義」を生きたい、そんな風に感じました。
今日も読んでくださってありがとうございます。