年末の紅白を、後半、爆睡してしまって聞き逃し・・・
しばらく前から、名前をきくことがあり、かつ、親類の家族全員が大ファンだと聞いて、どんな子なんだろな~とネットで検索してみました。
第一印象。
自由人!若者!そして、ピアノを弾く指の細くて長いこと・・・
声がいい!岡山弁!(今の朝ドラも岡山が舞台)
若者だけではなく、60代以上のシニア層の心もつかむ彼の歌は、とてもやさしく、愛が溢れている印象を受けました。
そして、とても楽しそうに、幸せそうに、自然体で歌っているのも印象的。
この3本のドキュメンタリーを見て、これだけでもファンになる人は多いんじゃないかなと感じます。
言葉が、独特ですね。小さいころから英語を話していたのか、岡山弁と英語が混ざっている感じ。
コロナ禍の中の日産スタジアムでの単独コンサートの様子。無観客で世界に配信して、視聴した人の数は170万人?ものすごい数ですね。(現時点の再生は490万)
音楽は、世界共通言語。
辻井伸行さんのドキュメンタリーも、最近見て感じたのは、音やピアノと演奏する本人が一つになっているということ。
辻井さんもそうですが、藤井風くんも、ストリートピアノでメジャーになったハラミちゃんも、譜面を見ずに引いています。目で見て演奏するのではなくて、音が、自分の体の中にある人は、イメージした通りに指が動き鍵盤をたたき、つまりピアノも体の一部の様に一体化しているんだろうな、と感じます。
心と一つになった音は、心にダイレクトに届いてきます。
その人が表現したい波動振動が、音となって伝わるからでしょう。
辻井さんが動画の中で「観客の人たちをうっとりさせたかったのですが、それができたと思います」と言っていたのが印象的でした。実際、YouTubeで聞いても、泣きそうなほどうっとりしました。
藤井風さんも、ピアノや歌を通して伝えたい思いがある。それが伝わってきます。
どうしたら、そんな音楽が奏でられるのでしょう?
それは、楽譜を目で見て、判断してから行動する(指を動かす)、という5感を通して処理する脳のスピードでは、遅すぎて難しいことですよね。
これはサムライの感覚と共通しています。相手の動きを見てから動いても切られてしまうため、鍛錬したのは相手の次の動きを読む、察知する、そんな感覚。
脳のスピードを超えるスピード。時間を超えるスピード。それが心感覚ともつながります。
脳から心へ。
心感覚とつながる話を書こうと思ったわけではないのですが、今日は感動したピアノ・音楽について書いてみました。